ゴルフといえば左手にグローブをするのが常識(右利きの場合)……と思いきや、プロの世界にはグローブを着けずに素手でプレーする選手がいる。というわけで、男女ツアーの素手ゴルファー、堀川未来夢とエイミー・コガに「なんで素手なの?」と聞いてみた!
「ゴルフをはじめてから一度もグローブを着けたことがないんです。握り加減ですか? 普通だと思います。以前はマメができましたが、最近ではそれもできません。雨の日はグリップを軽く拭くくらいで、とくに対策もしていませんし、グリップ自体にもまったくこだわりがありません」
そう答えてくれたのは男子ツアーの“素手ゴルファー”代表の堀川未来夢。プロならではの深い戦略があるか……!? と思いきや、ジュニア時代からの習慣なのだと教えてくれた。
女子ツアーの素手ゴルファー代表、エイミー・コガも、やはりジュニア時代からグローブなしの素手でプレーしているという。
「(グローブをしないと)フィーリングで打てるんです。ゴルフを始めたころはグローブしてて、なんかの理由でとっちゃって、そのままずっとしてないですね。手が凄い冷たいから、手汗とかかいたことなくて、暑い日とかにグローブつけるとちょっと濡れるっていうか湿っぽくなるのが本当に気持ち悪くて、してません」(エイミー)
ただ、堀川と異なり、エイミーの場合グローブをすることもある。それは2パターンあるそうで、ひとつは寒い日に防寒対策で着けているパターン。そしてもうひとつは雨の日だ。
「(ジュニアのときに)雨の日に、パー3のティショットでクラブが滑って大ダフリしたことがあるんです。その事件があったから、雨が降ったらちゃんとグローブ着けなきゃって」(エイミー)
プロと違ってアマチュアはクラブをギュッ! と握りしめがち。一度素手でプレーしてみると、意外と自然な握り具合がわかる……かも?
取材大会/ダンロップ・スリクソン福島オープン、アース・モンダミンカップ 撮影/矢田部裕