今週開催される「日本プロゴルフ選手権」でPGA(日本プロゴルフ協会)が勝者を予想する「ファンタシーゲーム」を開催。一体どんなゲームなのか注目した。
ファンタジーゲームとは、実在する野球選手やバスケットボール選手の成績をもとに、自分で編成した仮想チームのポイントを競うシミュレーションゲームのこと。PGAが導入したのは、そのゴルフ版とも言えるものだ。
ルールは極めて簡単で、初日から最終日まで毎日11の対戦カードが用意され、その勝者を予想するというもので、印象としてはスポーツくじのtotoに近いかもしれない。参加費は無料だが、ゴルフグッズや航空券などの豪華商品が当たるというのがウリ。
具体的な“対戦”の中身だが、例えば初日の対戦カード1に用意されているのは、PGA会長の倉本昌弘が勝った50回大会の初日のスコア「67」より少ないスコアを昨年の賞金王・今平周吾が出せるか? というもの。このような対戦がドラコン対決、トータルパット数対決など11のカードが毎日用意されている。
今回PGAとして初の試みとなるファンタシーネメシスは、海外ではスポーツを盛り上げるために用いられているという。このファンタシーゲームの魅力にいち早く注目したプロゴルファー・小暮博則プロは言う。
「対戦カードを見て予想することで選手に詳しくなったり、コースセッティングによって勝ちそうな選手を選んだりすることで思い入れが募ったり、リスペクトすることにもつながります。選手の側からすると自分がどれだけ期待されているかわかりますし、モチベーションにもなって試合も面白くなると思います」(小暮)
スポーツを盛り上げる新たな試みファンタシーゲームは、選手のスタッツから勝敗を予想するところに面白さがある。PGAのサイトのトップページから参加できるので、スマホ片手に試してみてはいかがだろうか。