柴田：どうも、アンタッチャブルの柴田です。本日は上手にインサイドアウトにクラブを振り抜く練習をしたいと思います。
小澤：柴田さんの現在のお悩みが、ダウンスウィングでクラブがアウトサイドインから入ってくるということなんですよね。
柴田：そうなんです。トップからの切り返しで体が先に回っちゃって、クラブが遅れて外からきちゃうんですよね。
小澤：クラブがアウトサイドから入ってくると飛距離もロスしますし、フェースアングルによって右に曲がったり左に曲がったりして安定しなくなります。そこで今回は、クラブをインサイドアウトに振っていけるように、アイアンでレッスンをしていきたいと思います。
「インサイドアウトにクラブを振りたい」という柴田。今回も小澤プロがしっかり解決！
柴田：はい、よろしくお願いします。
小澤：ではさっそく打って行きましょう。
柴田：はい（と、打つ。普段は130ヤードを打つクラブだという8番アイアンで打った打球は右へのコスり球で、飛距離は98ヤード）
インパクト前後のクラブの動きを見ると、アウトサイドイン軌道になってしまっている
ボールは右に逸れ、キャリー96ヤード、トータル98ヤードという結果に
柴田：あ～こういうコスり球、出やすいんだよなぁ～。全然飛んでないし。
小澤：では今のショットのデータを見てみましょうか。軌道がややアウトサイドイン。フェースが10.4度開いていて、打点がヒール寄りですね。コレがインサイドアウトに振れるようになってくると、今のようにオープンフェースで入ってきても右に出てから左に戻って来るようなドローボールが打てるようになります。
柴田：そうしたいなぁ～。
小澤：ではまず構え方です。フェース面をピンの方向に真っすぐに向け、スタンスと体は斜め右45度方向に向けてセットします。
柴田：え～っと？（と迷う柴田）
小澤：右足を大きく引いて、思い切りクローズに構える感じです。
柴田：あ、そういうことね。
フェースは目標に向けたまま、右足を後ろに思い切り引いて姿勢をクローズに。体のラインが斜め右45度（写真で小澤美奈瀬がいる方向）を向くくらいが目安だ
小澤：はい。この構えからスタンスの方向にボールを打っていきましょう。
柴田：え、そっちに打ってもいいんですか。
小澤：大丈夫、バシーンと大きなフック「大フック」を打ってみてください。
柴田：フック……しないな。スタンスなりに右方向へ真っすぐ飛んじゃいました。おかしいな。
小澤：イメージ的には、ダウンスウィングでシャフトが体に巻きつくような感じです。体の近くからクラブを下ろしていってくださいね！
手はカラダの近くを通し、シャフトが体に巻きつくようなイメージを持つといい
柴田：はい、わかりました（再度打つ。ダフリ気味に当たったボールはフックがかかり飛距離は115ヤード）。
ダフり気味に当たったが、しっかりフックがかかってキャリー105ヤード、トータル115ヤード飛んだ
柴田：オッ、フックがかかりましたね。
小澤：良い感じです。では次に、中くらいの曲がりのフック「中フック」を打っていきましょう。さっきは右斜め45度方向にスタンスを取りましたが、今度は右斜め30度あたりにスタンスをセットしてください。フェースの向きは同じくピン方向ですよ。では、この構えから振ってみてください。
「中フック」では右30度くらいを目安にスタンスをとろう
柴田：行きます！（バシッと打ったボールは完璧なドローボール。キャリー134ヤード、トータル142ヤード）
キャリー134ヤード、トータル142ヤードの完璧なドローボールが飛び出た
小澤：ちょっと飛び過ぎましたけど、良い感じのドローが出ましたね。
柴田：ほんとですね。
小澤：では次に「小フック」を打ちましょう。スタンスの向きはココ（右斜め20度）です。これで同じように振って行きましょう！
最後は「小さめのフック」。大げさなフックを打ってからだんだんと慣らしていくことで、ボールを曲げる感覚がわかる
柴田：ハイ（と打つが、ボールはスタンスの向きに真っすぐ飛んでいく）。アレ？ ドローがかからないですね。
小澤：今は、構えたときにフェース面がピン方向を向いていなかったですね。スタンスと同じ向きでした。
柴田：そうか！ じゃあ改めて……（フェース面をスタンスに対して少し被せる形で、ターゲットに対しスクェアに向くようにセット）・
小澤：OKです！ もう一回トライしてみてください。
柴田：了解です。行きまぁ～す（バシッ！ と打ったボールはピンに対して右に出たボールはピンを巻くようにしてグリーン左奥に止まり飛距離は142ヤードを記録）
「小フック」でもドローを打つことに成功した柴田。キャリー130ヤード、トータル142ヤードだった
柴田：お～、先生。ちょっとたしかに良いドローになりましたね！
小澤：凄いです！ 距離もドローボールにするとドンドンと上がっていきますよね。こういうふうに大きなフック→中くらいのフック→小さなフックというように曲がりの幅を変えていくと、スウィングする時の体のイメージもしやすくなるので、最初は「大きなフック」で大げさにフックを打つことから始めたら良いかと思います。
柴田：なるほど。先生、コレはドライバーを打つ時も同じイメージでいいんですかね。
小澤：そうです！ 今、ダウンスウィングで腕とクラブが体の近くを通ってくるような「右腕と体の近さ」を感じてもらえたと思うんですけど、この腕とクラブが巻き付く感じをドライバーでも感じながらダウンスウィングが出来ればイイと思いま～す。
柴田：なるほど。みなさんも練習場で右足引いて、是非やってみましょう！
小澤：はぁ～い。是非やってみてくださ～い♡
協力:ヒルズゴルフアカデミー 衣装協力:ブリヂストンゴルフ
【アンタッチャブル柴田、レッスンを受ける！#3】インサイドアウトに振る～小澤美奈瀬プロ～
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