アメリカのゴルファーは日本のゴルファーに比べて体が大きくパワーもあるためそのゴルファー層に合わせてシャフトも設計されているわけです。もちろん日本仕様も然り。日本のゴルファーに合わせて専用に設計されたシャフトが装着されています。当然といえば当然ですよね。
これは個人的に聞いた話ですが、アメリカのゴルファーは振ったときのしっかり感を大事にするのだと聞いたことがあります。振ったときにシャフトが大きくしなると頼りなく感じ、すぐ壊れてしまうのではないかと不安になるのだとか。自分がフルパワーで振ってもカチッとした頼りがいのあるクラブを好む傾向があるからこそ、しっかりした特性のシャフトが多いのかもしれません。
肝心のヘッド性能ですが、同じモデルであれば基本性能は同じである場合がほとんどです。稀にバランスや重量を調整するためにヘッド重量が変更されているケースがありますが、同じモデルで性能に違いがあるモデルというのはレアケースですね。

日本仕様は日本人ゴルファーに合うようにセッティングされているから、そちらを選ぶのが基本的には間違いないが……(撮影/小林司)
そして、ある意味で日本仕様とUS仕様のもっとも大きな違いと言えるのが価格かもしれません。US仕様は現地販売価格の設定が日本と比べて低いこともあり、日本で購入しても日本仕様と比べて割安になる場合が多いです。
欲しかったモデルが安く売られていて飛びついたら、海外モデルだったなんて話を良く聞きます。ヘッドの基本性能は変わらないので、リシャフトする前提であれば、海外モデルでもかまわないですが、そのまま使うのであれば日本仕様がオススメですよ。日本のゴルファーに合わせて設計されたシャフトは性能的にも優秀ですから。