その名は「トレリウム T22 ニューポート」
「他のパターはどれを触ってもいい。使っても遊んでも構わない。でも97年のマスターズで優勝したとき使った黒いパターとこれ(スコッティ・キャメロン ニューポート2 GSS)だけはなにがあっても触ってはいけない」
これは、タイガー・ウッズがかつて最愛の息子に伝えた言葉。タイガー・ウッズにとって特別なパターは2本あり、それは2019年のマスターズを制した際にも手にしていたエースパターのスコッティ・キャメロン「ニューポート2 GSS」、そして1997年、初めてマスターズを勝った際の相棒である“黒いパター”こと「トライレイヤード」だ。
タイガーの伝説のはじまりから22年、そのトライレイヤードが復刻されることになったというから、ギア好き、タイガー好きにとってはビッグニュース。それが、「スコッティ・キャメロン T22 トレリウム」だ。
「1997年に初めて登場したTeI3モデルを現代版としてアレンジ」(リリースより)したというそのラインナップは3モデル。まずはなんといっても「トレリウム T22 ニューポート」。そして、「トレリウム T22 ニューポート2」は、いずれもタイガー・ウッズの匂いのするモデル。それに加えて、現代的な形状の「トレリウム T22 ファストバック1.5」もラインナップに加わっている。
気になるオリジナルモデルとの違いだが、見た目にわかるのはソールに配置されたウェートだが、タイトリスト によれば、「全体のプロファイル、フィール、そしてオリジナルデザインを忠実に再現したニューポートに、数々のアップグレードと改良(303ソフトステンレスボディ、薄めのトップライン、ソールウェイト、ミルドトレリウムインサート、耐久性を増したマットブラック仕上げ)を加えて、完成」させたのだとか。
持てばタイガー気分に浸れること必定のこのパターは、9月27日より数量限定で発売とのこと。お財布と相談となるだろうが、条件反射的に「欲しい!」と思ってしまうゴルファーが多そうだ。