1969年生まれ、福岡県出身の藤田寛之(ふじた・ひろゆき)。50歳になった今もレギュラーツアーで活躍を続ける中年の星。今シーズンは日本プロで4位に入るなど、2014年以来の優勝に期待がかかる。そんな彼の選んだ14本のクラブとは?

「昔のこだわりを捨て、飛距離を求めていきます」

8月のセガサミーカップの練習日、藤田寛之のバッグには9月に発売されるヤマハの新ドライバーが入っていた。まだテスト段階で、前モデルと打ち比べている様子だったが、進化した飛距離性能には好感触だという。

「新しいモデルは、かなり飛んでいると思います。それに、フィーリングも悪くない。あとは実戦で数字として結果をどれだけ出していけるかだけだと思います」

6月に50歳を迎え、藤田もいよいよシニア入り。現状はレギュラーツアーを中心に戦うとのことだが、レギュラーツアーはもちろんのこと、最近のシニアツアーでも飛距離全盛時代になっている。

「昔は自分で操作していろんな球筋を打ち分けるのが好きでした。でも、今のクラブでそれをやろうとしたら、ただ飛ばなくなるだけ。今は“とにかく真っすぐ”300ヤードの時代です。僕も昔のこだわりは捨て、飛距離を求めていきますよ」

画像: ドライバーはブーストリングで初速をアップさせたヤマハのニューモデル。120と220があり、藤田は120を投入。飛距離面も満足している。ドライバー「ヤマハ RMX 120」(10.5度)

ドライバーはブーストリングで初速をアップさせたヤマハのニューモデル。120と220があり、藤田は120を投入。飛距離面も満足している。ドライバー「ヤマハ RMX 120」(10.5度)

アイアンは春先からバッグに入れているニューモデルのプロトタイプを使い続けている。

「フィーリングが良く、飛距離面でも問題がないですよ。ハードなものより多少やさしいほうがいい。僕ももう年ですから(笑)」

レギュラーツアーでの優勝を見据え、新しいものを取り入れ続ける。挑戦し続ける藤田の後半戦に注目だ。

画像: 「昔のこだわりを捨て、飛距離を求めていきます」

【藤田寛之の14本】
1W:ヤマハ RMX 120(10.5度、ディアマナ ZF60 、硬さ:X)
3W:タイトリスト TS2(15度、ディアマナ ZF60 、硬さ:X)
5W:ヤマハ RMX(17度、ツアーAD SF-8、硬さ:X)
UT:タイトリスト818 H1(21度、ダイナミックゴールド105、S200)
4I~PW:ヤマハ RMX 020 プロト(AMT ツアーホワイト、S200)
AW・SW:ボーケイ SM7(53度、58.5度、ダイナミックゴールド ツアーイシュー)
PUTTER:スコッティキャメロン プロト

週刊ゴルフダイジェスト9/24号「pro's spec」より。撮影・岡沢裕行

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