2002年1月31日生まれ、レフティゴルファーのアクシャイ・バティアが注目されたのは2017年のこと。15歳のバティアは、ボーイズジュニアPGA選手権の2日目に61というビッグスコアを出すと、トータル22アンダーという過去最少記録で優勝。
2018年にも複数のジュニアタイトルを獲得し、2019年には、パトリック・リードやジャスティン・トーマスらがカップに名を刻む世界のトップアマチュア競技のひとつ、ジョーンズ・カップでも勝利をつかむ。
9月には高校生として史上初めてウォーカーカップ(英米のアマチュアゴルフ対抗戦)メンバーに選ばれるなど、世界のトップアマチュアとして活躍。
PGAツアーには4月の「バルスパー選手権」に推薦出場してデビュー。予選落ちを喫したが、その後出場した下部ツアー、WEB.comツアー(現コーンフェリーツアー)の試合では予選を通り、42位タイの成績を残している。
そして今週「サンダーソンファームス選手権」でプロデビューと相成った。同時に、キャロウェイとのクラブ契約も発表している。
中退するケースも含め、大学ゴルフ部経由でプロ入りするケースの多いアメリカで、進学せずにプロ入りするケースはそう多くなく、かつて史上最年少の17歳でデビューしたものの、病気に苦しみ期待されたような結果は出せなかったタイ・トライオンと比較する声も聞かれる。
ただ、ロリー・マキロイ、ジャスティン・ローズなど、10代でプロ転向し(ローズは苦労したが)世界ランク1位にまで上り詰めた選手もいる。10代でPGAツアーに出られるだけで、その才能は疑いようがない。
アクシャイ・バティアにはどんな未来が待っているのだろうか。いずれにせよ、ゴルフファンなら覚えておきたい名前が、またひとつ増えた。