ティショットが曲がってしまい、ボールが落下した場所は動物の足跡の中だった! 新ルールでは「動物の穴」であれば救済できたはずだけれど、この場合はどうすればいい?
ティショットを右に曲げてしまい、ボールは林の中へ。「あー、大事なときにスライスが出ちゃうんだから!」
「たしかこのあたりに飛んだはずだけど……。林の中には入っていなかったと思ったけどな」
「見つけたわ! こんなところにあったなんて……」「この穴、なんでしょう。もしかして、動物の足跡じゃないですか?」
ボールが動物の足跡の中に入ってしまった! 救済は受けられる?
ティショットを右に曲げてしまったところ、ボールは動物の足跡の中に入っていた。新ルールに「『動物の穴』は異常なコース状態なので救済できる」という項目があったのを思い出し、「これも動物が作った穴に違いないから救済できる」と主張した。果たして……?
正解は、「あるがまま」。
異常なグラウンド状態として救済が認められる「動物の穴」は、旧ルールにあった「“穴掘り動物”が作った穴」という限定がなくなり、「動物が地面に掘った穴」と再定義された(ミミズや昆虫の穴を除く)。ただし今回のような「単独の動物の足跡」は、旧ルール同様地表面の不整箇所にあたり、罰なしの救済は認められない(規則16-1、定義)。
週刊ゴルフダイジェスト10/8号「ゴルルと新ルール。」より(監修・小山混、撮影・増田保雄)