アイアンブランド「MUQU(ムク)」がJRA(日本中央競馬会)の騎手で通算4000勝を誇る武豊とコラボレーションした高級アイアンセットを発売開始した。独自の製法で製作される1本あたり36万円の高価格帯アイアン。それに相応しい人物として、競馬のレジェンドを起用した理由とは……

アンバサダーの武豊は、ゴルフではイチロー以上、タイガーにはニアピン勝利

15日に都内で行われた武豊の「MUQUアイアン」のアンバサダー就任発表会見。「MUQU」アイアンを販売する株式会社KASANE迫田邦裕社長は「『MUQU』は国内最高峰の匠たちを集めて作った最高品質のクラブ。それに相応しい日本を代表する現役のスポーツ選手にお願いしたいと思っていた」と競馬会で通算4000勝を誇る武豊にアンバサダーを打診した経緯を説明した。

アンバサダーに就任した武豊は、総額200万円を超える超高級アイアンについて「最初は『えっ?』と思いましたが、工場に(製法等を見学に)行ってみたら納得。男が『モノにこだわる』というコンセプトに惹かれました」と喜んで快諾したという。

画像: 写真の市販モデルでも6本セットで216万円(税抜)と超・高級価格帯の「MUQUアイアン」

写真の市販モデルでも6本セットで216万円(税抜)と超・高級価格帯の「MUQUアイアン」

会見では武豊が自らのゴルフ歴を語るトークセッションも行われた。今年50歳を迎えた競馬会のレジェンド。「初めてゴルフクラブを握ったのは18歳のとき」とゴルフ歴も長く、ゴルフの腕前も初ラウンドから100を切るほど。始めた当時、テレビの企画でラウンドした岡本綾子プロから「本気で(ツアープロ)転向を勧められた」という。

現在も騎乗のないオフはコースでのラウンドを欠かさず、ベストスコアは「78」。20代から親交のある元大リーガー・イチローとも年1度はラウンドする仲で「ゴルフは僕のほうがうまい(笑)。あのイチローがファウルチップのような当たりを打って、2,3本クラブを持って走りますから」と5歳年下の友人をイジって笑いをとると、さらには、今月「ZOZO CHAPIONSHIP」で来日するタイガーウッズとも2度、ラウンドしたことも披露。

「そのうちの1回で、ショートホールのティショットでタイガーよりも(カップに近い)内(側)につけたことがありました」とタイガーに‟ニアピン勝利“したという。これには、会場の関係者からも「おぉ~」という感嘆の声。「ただ、そのあとのパットがダメで、僕がパーでむこうがバーディでした」としっかりオチもつける軽妙なトークで会場をなごませた。

アイアンは‟削り出し”製法。12~13キロの軟鉄の塊からできるのはわずか1本のみ

超高級クラブの「MUQU」アイアン。製作は自動車のドア周りに装着するゴム部品「ウェザーストリップ」の金型製造を手掛けてきた「エムエス製作所」が担当。100分の1ミリの精度で寸分の狂いもなく鉄を削りだす独自の技術により、12〜13キロの鉄の塊から1本のクラブを削り出すという。「あとは鉄の削りカスになってしまいますが……」(関係者)と5I~PWの6本セットで総額216万円、1本36万円(税別)の高級感は、高度な製法技術により生み出されているからこそだろう。

さらに、この日から武豊のアンバサダー就任を記念し「MUQU×YUTAKA TAKE コラボレーションアイアン」も10セット限定発売。5I~PWの6本セットで価格は250万円(税別)。もはや何ヤード飛ぶとかミスに強いとか弱いとかといった性能面を超越した、孤高の存在感を放つクラブだ。

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