12月12日に開幕するプレジデンツカップ。直前で世界ランク1位のブルックス・カプカが出場を辞退。代役はリッキー・ファウラーに決まった。

ケプカの辞退に即対応してファウラーを招集

「ケガをしてからタイガーとは密に連絡を取り合ってきた」というケプカが出場辞退を決意。キャプテン・タイガーの対応は迅速だった。

「ヒザのケガの回復が思わしくないためプレジデンツカップの米チームから脱退することを決めました。(中略)今回は赤、白、青(星条旗)を代表できなくて残念ですが、チームメイトがアメリカのため、そしてカップを守るために働いてくれるでしょう」とケプカがコメントを発表するや否や、タイガーはファウラーのチーム入りを公言した。

画像: ケプカ(左)は12月に開幕する「プレジデンツカップ」を辞退し、ファウラー(右)が代役を務めることになった

ケプカ(左)は12月に開幕する「プレジデンツカップ」を辞退し、ファウラー(右)が代役を務めることになった

「リッキーはプレジデンツカップでプレーした経験があり、キャプテンズピックで(チーム入りか否か)最後まで真剣に悩んだひとり。チームメイトから尊敬され好かれています。素晴らしいプレーを見せてくれるはずです」とタイガー。

前回(17年)米リバティナショナルで行われた大会でファウラーは3勝0敗1分とすべてのマッチでポイントを獲得。うち1勝はインターナショナルチームのエース・松山英樹ペアとの対戦で掴んでいる。

ライダーカップのキャプテン経験者デービス・ラブⅢによると「タイガーはすでにZOZOチャンピオンシップで優勝する前にケプカの代役が必要ならファウラーと決めていた」という。

ZOZOの前週に韓国で行われたCJカップ@ナインブリッジスでケプカは手術してリハビリ中だったヒザを再び痛め途中棄権している。

「自分がキャプテンだったときも事前にあらゆるシナリオを想定し準備していた。タイガーも当然そうしているはず」

「ものごとを見極め決断し、すぐに気持ちを切り替えられる。それがタイガーのすごいところ」というのは今回アシスタントキャプテンを務めるザック・ジョンソン。

思えばタイガーが自らをキャプテンズピックで選んだとき「リッキー(・ファウラー)はいま辛い思いをしているはず。でも自分もそういう思いを何度もしてきた。乗り越えて欲しい」と思いやっていた。

これでチーム戦はおそらくファウラーと仲の良いジャスティン・トーマスが組むことになるだろう。ケプカのパートナーだったダスティン・ジョンソンは飛距離が合うトニー・フィナルとのペアリングか?

タイガーが自らと国の威信をかけて戦うプレジンツカップの開幕はもうすぐだ。

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