2018-19シーズンも結果を出し続けた畑岡奈紗。そんな畑岡に月刊ゴルフダイジェスト編集部がインタビュー。2020年の東京五輪や全英を制した渋野日向子について、正直な気持ちを語ってくれた。月刊ゴルフダイジェスト2020年2月号より、その内容を一部抜粋してお届けしよう。

東京五輪、目指すは「金メダル」

米女子ツアー3年目となった畑岡の18-19シーズン。優勝回数はアメリカで1回、日本で2回、そしてトップ10に5回入るなどコンスタントに成績を収め世界ランキングも5位の位置をキープ、安定感のある1年だったようにみえた。

だが、彼女は今の成績にまったく満足しておらず、来るべき2020年のオリンピックイヤーに向け更なる高みを目指して前進を続けているのだった。長いシーズンを終えて、地元の茨城に帰ってきた彼女のもとへ、月刊ゴルフダイジェスト編集部は、話を聞きに行った。

画像: 月刊編集部のインタビューに応じてくれた畑岡奈紗(撮影/岩村一男)

月刊編集部のインタビューに応じてくれた畑岡奈紗(撮影/岩村一男)

――今季を振り返ってもらえますか?

畑岡:今年はメジャーと言う部分では悔しかった一年でしたね。メジャーの前の週までは調整も上手くいっていて、調子も上がっていたんですけれど、メジャーになったときに、何故か上手くいかなくなってしまうことが続いて……。その原因を、このオフにしっかり考えて来シーズンに臨もうと思っています(*編集部注:全米女子オープン、全英女子オープンでは共に予選落ち)。

――オリンピックまで、あと半年くらいですけど、改めて意気込みを聞かせてください。

畑岡:あっと言う間に一年がすぎてしまいましたが、来年は6月末で代表選手が決まるということなので、それまでに何勝か優勝出来るように頑張りたいです。まずは、代表に選ばれることを目標にやっていきたいと思います。

――そのオリンピックに関してですが、今まで印象に残っているシーンとかありますか。

畑岡:リオのときは、ゴルフの試合というよりも表彰式で朴インビ選手が表彰台の一番高い所に上がったときに、実は凄くドキドキしたんですよ。「国を背負ってプレーする」ってこういうことかと。やっぱり普通の試合と大きく違いますよね。

――ドキドキしたというのは、どういう心境だったんですか。

畑岡:国を代表して戦うということは、いろいろなプレッシャーがあるはずです。その上でも朴選手はしっかりと最後に金メダルを獲って結果を残しました。すごく感動もしたし、次は東京でやるということは分かっていましたから、自分が代表としてあの場所に出て、あの立場になりたいと思う気持ちが強くなり、そうした想像をすることがドキドキにつながりました。

――代表に選ばれた場合は、目指すは金メダルですか?

畑岡:そうですね。

――現段階では3人(畑岡、渋野日向子、鈴木愛)が有力な候補だと思うんですけど、他の2人に対してライバル心とかはありますか。

畑岡:あまり意識をしていないというのが正直なところです。今は、日本人の中でというより、世界で一位になりたいので、世界ランキングで上にいる4人の順位の方が気になります。

「悔しさが先に出て、すぐには『おめでとう』が言えませんでした」(畑岡)

――メジャーを狙って臨んだ今年、渋野日向子さんが先に全英女子オープンというメジャーを獲ったじゃないですか。悔しさはなかったですか。

畑岡:自分も同じ試合に出ていて、成績が残せなかったので、正直なところ悔しさが先に出て、すぐには「おめでとう」が言えませんでした。結局そのあと日向子ちゃんに祝福の言葉を言えたのは、9月に行われた女子プロゴルフ選手権のとき。日本人はメジャーでは勝てないと言われてきた中で、日向子ちゃんが勝ってくれたので、「同世代の自分も出来るんだ」と、自分の気持ちの整理もついていました。私も前向きに戦わなきゃと思いましたね。

画像: 渋野の全英優勝について、正直な気持ちを語ってくれた(撮影/岩村一男)

渋野の全英優勝について、正直な気持ちを語ってくれた(撮影/岩村一男)

――リオ五輪の代表選手だった大山志保さんが、「自分は43位だったけど、今の畑岡さんや渋野さんは世界ランキングが高いから、ベスト10くらいの選手からメダリストは出る可能性が高い」と言っていましたが、そのあたりどう思いますか。

畑岡:オリンピックに関しては、普段強いと思っている選手でも、特に韓国だと15位以内に入っていても5人以上いると最後の一人は出られなくなるので、そういう意味ではより(金メダルの)確率は上がると思います。

――予選落ちもなく一発勝負なので、最初から行くという感じですか、戦い方としては。

畑岡:はい。もうそれしかないと思います。

最後に力強い言葉を残してくれた畑岡奈紗。米女子ツアー4年目となる20年シーズン、どんな成長を遂げ、どんな戦いを見せてくれるのか。期待してみていきましょう。

インタビューの内容はさらに詳しく月刊ゴルフダイジェスト2月号に掲載しています。

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