しぶこはなんでガツンと打って、外しても返しをスコンと入れられるのか
みなさんこんにちは、ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフ界はまだまだ渋野プロフィーバーが続いていますよね。彼女の人気は全英女子オープンに勝ったとか、賞金女王争いをしたとか、そういうことももちろんありますが、ピンをガンガン攻めていって、パットをスコスコ入れてくプレースタイルがファンを引きつけるのかな~とも思います。
とにかくドライバーの気持ちいい振り切りと、パットの上手さは本当に凄いな~と思いながら見ていますが、そんな渋野プロでも試合中にいろいろと悩むことがあるらしいんですよ。週刊ゴルフダイジェスト1/7・14合併号に「しぶこと一緒に上手くなろう!」という記事があり、そこには渋野プロが悩んだことと、それに対する青木コーチのアドバイスが載っていました。そのなかから僕がめちゃ気になった記事をさっそく試してみることにしました!
渋野プロといえば超パットが上手くて、強気にガンガンカップをオーバーしてくるけど、返しのショートパットもスコンと入れるってイメージです。そんな彼女がシーズン中にショートパットが入らないと悩んだことがあったらしいんです。パット上手なプロでもそんな悩みがあるなんて、なんか驚きです。僕も80センチくらいのパットを引っかけて外したりすることがけっこうあったりするので、青木コーチが渋野プロにどういうアドバイスをしたのかがめっちゃ気になるところです。
渋野プロのこの悩みに対して青木コーチのアドバイスは「ボールに点を書いてそれをずっと見ながら打て」ということでした。実は青木コーチは渋野プロのショートパットが入らない理由がすでに分かっていて、それは渋野プロはショートパットになるほどカップを見て、ボールを追いかけてしまうというクセがあるということ。
渋野プロは最後までボールを見ずにインパクトするときがあって、それが入らない理由ということです。これはアマチュアにもとても多い悪いクセですよね~。ボールに書かれた点を見ながら打つことで最後の瞬間まで頭が上がらずインパクトできるようになるんですね。さっそく僕もやってみました!
まずボールにマジックで点を書きます。青は心を落ち着かせる色だからということで、青木プロは青いペンで点を書いていたので、僕もそれを真似て青いペンを使いました。さっそくその点を見ながらパットしてみましたが、インパクトまでボールを見続けるってこんなに頭が動かないことなのか~って感じ。
いままでいかにインパクトの瞬間を見ていなかったのかってことがよく分かりましたね。逆にボールを見続けるとちゃんと思った方向に打てているのかが不安になっちゃいます。これは慣れるしかないんでしょう。
渋野プロはフォローでボールを追いかけてしまうというクセがあったわけですが、この練習ではフォローだけではなく、テークバックでヘッドを追いかけてしまうクセのあるアマチュアにも効果があるということ。たしかに僕もテークバックの時にヘッドを見ちゃっています……。ボールに点を書くだけでこれだけの練習ができるんですね。とても単純で古典的な練習方法ですが、かなり効果がありそうです。
この点を見ながらパットする方法ですが、練習だけでなく、ラウンド中にもやることができます。短いパーパットで入るかな~? って不安になった時には、点を上に向けて置いて、それを見ながらパットすると効果があるんじゃないでしょうか。アマチュアはロングパットのときにもかなりヘッドアップしてしまうので、そういうときにもやってみる価値はあると思います。
実は僕はこの前のラウンド中に1回ショートパットでこれをやってみたんです。結果、見事に引っかけて外してしまいました(笑)。やっぱり普段ボールを追いながらパットしているので、無理に頭を残してパットすると逆にヘッドだけがターンしてしまって引っかけてしまうようです。やっぱり練習でしっかりとボールを見続ける動きに慣れておかないとダメみたいですね。これは家でも練習できることなのでやってみようと思います。
しかし、渋野プロのようなトップクラスのプロも僕たちアマチュアと同じような悩みがあるんですね。そして、それを直すためにけっこう古典的で地味な練習をしてるんだな~ということが分かって、なんだか親近感がわきました。プロと同じ練習方法で僕もがんばりまーす!