テーラーメイドからニューモデル「SIM」が発表され、PGAツアーではキャロウェイのニュードライバー「MAVRIK」の使用も開始。新製品続々登場の季節が到来しているが、ミズノからもニュードライバーが発表になるようだ。果たしてその正体とは!?

日本未発売ながら海外で高評価「ST190」の後継機がついに日本でも!?

ミズノの公式サイトを見ると、「1.22情報解禁」として、“TOUR READY WORLD READY”というキャッチコピーとともに、ニューモデル「ST」のフェース面がアップになった写真が掲載されている。これだけではなにがなにやらだが、北米ミズノのツイッターを見ると、もう少し詳しい情報や写真が掲載されている。

画像: 画像は北米ミズノのツイッターのトップ画像。「ST200」のドライバーの画像が使われているが、詳細は明かされていない

画像は北米ミズノのツイッターのトップ画像。「ST200」のドライバーの画像が使われているが、詳細は明かされていない

どうやらこのニューモデルの名称は「ST200」というものらしく、そのヘッドタイプは3タイプ。「ST200」「ST200X」「ST200G」とある。ST200Gは他の2モデルとは明らかに違い、ソール部分に可変ウェートらしきものが装着されているようだ。

さて、北米ミズノのツイッターはトップ画像がすでにこの「ST200」シリーズの写真に変更されており、そこには日本のミズノ同様「TOUR READY WORLD READY」の文言が踊っている。同じキャッチコピーが使われているので、グローバルモデルということだろう。また、ツアープロが使用するモデルであることもわかる。

さらに、そこには「ST200 with Beta Ti Forged face」という文言も付されている。Beta Ti、すなわちベータチタンはかつて“生チタン”と呼ばれた反発性能に優れた素材で、ミズノプロ モデルE、ミズノプロ モデルSに採用されてもいる。

日本では馴染みのない「ST」シリーズだが、日本未発売の前作「ST190」は米ゴルフダイジェストがその年の優れたクラブに贈る“ホットリスト”にも、キャロウェイのエピックフラッシュ、テーラーメイドのM5/M6、ピンのG410プラスといった昨年を象徴するドライバーとともに“ゴールド”に選ばれ、低スピン性能の高い飛ぶヘッドとしての評価が高い。

ST190はカーボンクラウンを採用して低重心化を図っているクラブで、海外モデルなので当然だが、性能的にも見た目にも“外ブラ的”というドライバーだ。上に挙げたキャロウェイ、テーラーメイド、ピンといったブランドに押されている印象が否めない国産ドライバーだが(とはいえ、前述のホットリストには『スリクソンZ785/585』がゴールド、『ツアーB JGR』がシルバーを受賞しているわけだが)すでに定評のあるグローバルモデルの最新作でミズノが“国産の逆襲”を果たすことができるかも注目だろう。

冒頭で紹介したように新しいST200は日本では「ST」としか公表されておらず、名称も含めて日本での全貌はまったく謎。流石にこれで日本発売はなし、ということはないと思われるが……詳しい情報はまた追ってお伝えしよう。

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