いい道具には、必ず物語がある。世に数多あるゴルフギア&グッズの中から、とくにストーリーのあるものをピックアップするのが「ネクストブレイク ゴルフグッズ&ギア」。第79回はテーラーメイド「ミルドグラインド2 ウェッジ」をピックアップ。

抜ける! 止まる! モンスターウェッジ

コンペに向かうクルマのなか、日本で開催されたPGAツアーの試合で世界のトッププロのプレーを目の当たりにした友人が「飛距離も凄いけど、ホントに凄いのはショートゲーム」と語り、新調したウェッジについて力説を始めた。

「ウェッジの顔についてこだわる人は多いけど、大切なのはソールだよ」と続け、聞けばそのウェッジ、コンピュータ制御のマシンソール加工で、トッププロのリクエストどおりに、市販品の常識を超える均一さで加工されているという。数え切れないほどのトッププロが使っている『テーラーメイド
ミルドグラインド2 ウェッジ』だ。ソール面のこだわりは、均一性だけでなく、構えた際のヘッドの座りの良さ、ショット時の抜けの良さ。さらにスウィングタイプに応じた2種類のソール形状を抜群の精度で実現している。

画像: バックフェースを削ってできた空洞を樹脂素材で埋め、キャビティに近い構造にすることでやさしさがアップした

バックフェースを削ってできた空洞を樹脂素材で埋め、キャビティに近い構造にすることでやさしさがアップした

さらにタイガー・ウッズ、ローリー・マキロイらトッププロからのリクエストによって生まれた“フェース面だけノンメッキ仕様”。メッキをかけないことで溝がより鋭利となり、スピン性能が向上、打感が柔らかく、インパクトでボールがフェースに乗るイメージが出る。また太陽光の反射を防ぐ効果があるという。フェース面にはレーザーエッジングを加え、ボールのグリップ力は抜群だ。

アプローチ練習場での彼の球を見て驚く。面白いぐらいスピンをコントロールし、狙ったところにピタピタ止めている。堪らず打たせてもらうと、打感の柔らかさ、スピンコントロールのしやすさが抜群。しかしコンペの順位表の上位に彼の名前がない。声をかけると「ウェッジは良かったけど、スウィングに均一性がありませんでした」と無念そう、「腕前もマシンソール加工して均一にしたい」と一言残し、再びアプローチ練習場に向かっていった。『テーラーメイドミルドグラインド2 ウェッジ』は、アプローチが楽しくて仕方なくなるウェッジのようだ。

テーラーメイドミルドグラインド 2ウェッジを2名にプレゼント

今週紹介している「ミルドグラインド2 ウェッジ(52度&56度もしくは52度&58度)」を抽選で各1名様にプレゼント。週刊ゴルフダイジェスト連動企画「ネクストブレイク ゴルフグッズ&ギア」、気になる人は本誌もチェックしてみよう。応募は下のバナーより。

画像: www.golfdigest.co.jp
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撮影/三木崇徳、文/田島基晴

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