年に1度、世界中のゴルフメーカーがアメリカ・フロリダ州に集結し行われる世界最大のゴルフイベントでもある「PGAショー」が2020年1月22日〜24日にわたって開催されている。そんなゴルフのお祭りに業界屈指のギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人が乗り込んだ! 

本場PGAショーに初参戦! スケールの大きさに圧倒されまくり

みなさんこんにちは、クラブフィッターの小倉です。今回はアメリカ、フロリダ州のオーランドで行われる世界最大のゴルフ見本市「PGAショー2020」に来ております。ゴルフ界に携わる人なら一度見てきたほうが良いと言われていまして、いつかは行ってみたいと思っていたのですが、今年初めて参加することができました。

画像: 当日は快晴だったのですが、寒かった! でも参加者の熱気は凄かったです

当日は快晴だったのですが、寒かった! でも参加者の熱気は凄かったです

このPGAショーは、初日に屋外の広いエリアで主にギアメーカーが試打やデモンストレーションを行うDEMO DAYがあり、2日目以降は日本のゴルフフェアと同じように屋内のブースによる展示や試打が行われます。今日は初日のDEMO DAYの様子をザっとご紹介したいと思います。

噂では聞いていましたが、スケールが大きい! 各社が芝から打てるブースを作成しているのですが、そのブースが大きな円を描いていて、真ん中に向かってボールを打つように配置されているんです。絶対に届かないような距離で設置されているので大丈夫なんでしょうけど、当日はかなり強い北風が吹いていてフォロー側のブースから反対側に届かないか心配になりました。

会場はまさにお祭りといった雰囲気で、いくつかのブースではDJが音楽をガンガンに流していて参加者全員が楽しげに回っていました。ただ当日は気温が低く、風も強いこともあってとにかく寒かった! 何年も参加している方に聞いたらここ数年で最も寒かったそうです。普段は半袖でも汗をかくぐらいのときもあるらしいのですが、この日はダウンを着ていても寒かったです。

画像: コブラプーマのブースにあった装甲車? を改造したDJカー

コブラプーマのブースにあった装甲車? を改造したDJカー

各ブースには、日本で見たことないクラブがたくさんありました!日本で未発表のモデルから日本のメーカーが米国用に作成したモデルなど、魅力的なクラブばかりでしたね。

画像: 日本未発売モデルのタイトリストT400(写真左)とT100S(写真左)

日本未発売モデルのタイトリストT400(写真左)とT100S(写真左)

日本未発表のT400。Tシリーズではもっともストロングロフトの設計でソール幅もかなり厚かったです。タイトリストがここまでやるとは! 

T100SはT100より全番手で2度ほどロフトを立てた設定のモデル。T100は飛距離のバラつきを抑えたモデルとして設計されているのですが、もう少し距離が欲しいという声が大きかったのでしょうか。

ミズノブースには、ST200シリーズがありました。ヘッドは3タイプあり、ST200Gというヘッドも。ST200Gは可変ウェートを2つ搭載していますね。

画像: ジャスティン・ローズがすでにテスト中とは聞いていますが、日本でも発売されるのでしょうか?

ジャスティン・ローズがすでにテスト中とは聞いていますが、日本でも発売されるのでしょうか?

本間ゴルフは、TR20と刻印されたドライバーが2タイプありました。440㎤と460㎤と思われる2種類でどちらも脱着可能なウェイトが3個装着されていました。ジャスティン・ローズがすでにテスト中とのことですがこれらのモデルは日本で発売されるのでしょうか?

ゼクシオイレブン、米国でも人気

ちょっと意外だったのは、日本でシニアを中心としたアベレージに大人気のXXIOイレブンが米国でも高い関心を集めていたこと。

画像: イレブン、X、プライムとゼクシオシリーズ3モデルにたくさんの方が興味を示していました。写真は日本でもおなじみのゼクシオイレブン(写真右)とゼクシオX(写真左)

イレブン、X、プライムとゼクシオシリーズ3モデルにたくさんの方が興味を示していました。写真は日本でもおなじみのゼクシオイレブン(写真右)とゼクシオX(写真左)

XXIOは5年ほど前から本格的に米国に進出していて体の大きなゴルファーがXXIOをブンブン振り回しているのを見て、アメリカでも軽くてミスに強いクラブは需要があるんだなと感じました。

画像: 各メーカーごとにボールを戻すため、波上の板の上にボールを転がしながら、ロゴなどを確認し、手作業でボールを分けていました

各メーカーごとにボールを戻すため、波上の板の上にボールを転がしながら、ロゴなどを確認し、手作業でボールを分けていました

面白そうだなと思ったのが一人用カート。電動式で乗るタイプはバイクのように跨って座るモデル、正面に向いて立って乗るモデル、スケボーのように横を向いて乗るモデルなど様々なタイプが展示されていました。

その他、リモコンで後ろから自動でついてくるタイプ等、アメリカではこういったセルフプレーを楽しくアレンジさせるカートがたくさん提案されていました。日本ではアップダウンがきついコースが多いから中々難しいかなぁ。

明日はいよいよ室内ブースでの展示を見てきます!面白いものがあったらご紹介したいと思います!

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