家にあるものでできるからまずはやってみよう!
みなさんこんにちは、ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。前回週刊ゴルフダイジェストの1/28号に載っていた「練習器具はあなたのバッグに入っている!」という記事を読んで身近にあるものだけを使った練習方法を試してみたのですが、意外に効果的な練習ができたりして役立ちました。
なにより高価な練習器具を買わなくてもできるってとこが良いんですよね。実はその記事にはパット練習のやりかたも載ってたんです。やっぱりスコアメイクにはパターが重要ですから、身近にあるものだけでサクッと練習できたら良いじゃないですか! そんなことで、タダでできるパタ練をさっそくやってみました!
まずは「パターヘッドにマーカーを乗せて打つ」。ピンタイプのパターだと一番やりやすそうな練習方法です。パターヘッドに乗せたマーカーがストローク中に落ちなければ良いわけですが、これ、意外と難しいんです。
僕の場合はテークバックでは落ちなかったのですが、切り返しのときに落ちることがありました。これはおそらく切り返しでリズムが早くなって打ちに行っちゃってるってことなんだと思います。たまにラウンド中もパンチが入っちゃうことがあって、そういうときはこの動きが原因なんじゃないかと。
テークバックから切り返し、そしてフォローまでがリズムよく動かせればマーカーは落ちません。そしてマーカーが落ちる原因としてもうひとつは手打ち。手でヒョイっとテークバックしちゃう人や勢いよくテークバックする人は切り返す前にマーカーが落ちちゃうでしょうね。ロングパットの距離感が合わない人って、大きく早くテークバックして、切り返しからインパクトまでを減速しながら打っていることが多いように思います。そういう悪いクセを直すのにもこの練習方法は良いかも。
とにかくリズム良く、手だけで振らないように気をつけて練習すると効果が出てくると思います。マーカーの大きさを変えてみたりすると難易度が上がると思うので、いろいろ試してみると良いかもしれません。ただパターの形状によってはこの練習方法はやりにくいかもしれませんね。
次はボールの1ダースの箱を使う練習方法。ボールの箱を両腕のひじのあたりに挟んだままストロークします。そうすることで両腕の三角形を保ったままストロークする感覚が分かります。
この練習は手打ちを防止するためと、ショルダーストロークを覚えるために役立つそうです。やってみましたが、これかなりいいです。手打ちをしてしまうと、挟んでた箱が落ちそうになるのですぐに分かります。箱をしっかりと両腕で挟んで、その形を崩さないようにストロークすると、手首とかを使うのではなく、肩の動きでストロークするということが理解できると思います。
両腕の間隔が広いほうがしっくり来る人は箱を横向けに挟んで、間隔が狭いほうがいい人は縦方向に箱を挟めばいいんじゃないでしょうか。ショルダーストロークができるようになってくると、パットは安定してくると思います。
最後にスリーブの箱でストロークのチェックをする練習方法。これはかなり難易度が高いです。箱のフタを開けて入り口のところにボールを置き、ボールと箱を一緒に打って箱は真っ直ぐ前に進み、ボールも真っ直ぐ転がればOKってことです。ちゃんと目標方向にスクェアにインパクトできればそうなるらしい。
まずフタがどうしても邪魔なのでとりあえず切っちゃいました。
そして入り口のところにボールを置いて打ってみると……見事に箱もボールも滅茶苦茶な方向に飛んでいきます。何回やっても上手くいかない。十数回やって、やっとまあまあボールが真っ直ぐ転がりましたが、その後も失敗ばかり。これはちょっと無理かもしれないっす。プロなら上手くできるのかな?
パットで重要なのはインパクトでのフェースの向きだと聞いたことがあるので、目標に対してスクェアに打てる練習は大事だと思いますが、これはちょっと難しすぎました。なので、ボールは使わずに箱だけ置いて、箱が真っ直ぐ目標方向に動くかだけをやるくらいで丁度いいかも。そういう練習器具が売ってたような気もするし。
今回は練習方法を3つ試してみましたが、どれも簡単に手に入るものでできるし、ちょっとした空き時間に家の中でもできるものばかりでした。即効性のある練習ではないかもしれませんが、箱を両腕に挟む練習とかは意外と早く成果が出るかも。
でもやっぱこういう練習ってコツコツやることが大事。お金もかからないので、毎日寝る前に10分でも続けてみると良いかもしれませんよ。