ふつうのスニーカーと比べれば飛距離の差は一目瞭然
みなさんこんにちは、ギアオタク店長の小倉です。2月5日に開催されたコブラプーマの発表会にお邪魔してきました。コブラといえば日本では、日本人の祖父を持つリッキー・ファウラーが使うギアとして認知されているメーカーですが、昔からゴルフに親しんでいる方の中には、グレッグ・ノーマンやアマチュア時代のタイガー・ウッズが使用していたウッドとして記憶している方もいるのではないでしょうか。
その発表会の中でギアとともに私が興味をひかれたのがプーマの「イグナイトパワーアダプト ケージド」という2020年モデルの最新シューズ。今回の発表会はシミュレーション打席が複数設置されている場所で行われ、その各打席に試し履きできるようにシューズが置かれていたんです。
私もこのケージドというシューズを履いてクラブを試打してみましたが、フィット感が良く、しっかり足をホールドしてくれるので気持ち良く振れて好印象! 足の甲から踵にかけてパワーケージと呼ばれるしっかりした素材が使われており、足全体はフィットする素材で包み、その上から動いて欲しくない部分を固定してくれるのが良かったです。個人差はあると思いますけど踵までフィットするシューズはなかなかないなと感心しました。最初は履いてきたスニーカーのまま、次はそのケージドを履いて試打しましたが、飛距離は10ヤード以上アップしましたね。
ソフトスパイクとスパイクレスはどちらを選ぶべきか?
日本のゴルフ場はアップダウンの激しいコースが多いですし、海外のように粘るような芝質ではないので、シューズの性能はショットの安定性に大きく影響します。乗用カートのプレーが主流になったとはいえ、長い距離を歩くスポーツでもありますから、最後まで体力、集中力を切らさないためにもシューズはこだわるべきギアだという事を再認識させてもらった発表会でした。
シューズの性能はショットの安定性に大きく影響します。アドレス時に滑るかも? と少しでも不安がよぎると余計な力が入り、ミスショットにつながる可能性がぐんと上がってしまいます。私もシューズは天候やコースレイアウトによって3足を使い分けています。
私が愛用するシューズはすべてソフトスパイクですが、私の周りの上級者や有識者には、スパイクレスを愛用している方が多くいらっしゃいます。理由を聞くと大体の答えが「最近のスパイクレスはグリップ力が高まり、よほどの悪条件じゃない限り滑るようなことがなくなった」という事と、「軽いから疲れにくい」のだそうです。
スパイクレスとソフトスパイクの違いは、主に耐久性と重量。スパイクレスはソフトスパイク鋲がないぶん構造をシンプルにでき、軽量に仕上げやすいですが、底が擦り減ればそのまま性能低下につながり交換ができません。
ソフトスパイクはソフトスパイク鋲で高いグリップ力を誇り、すり減れば鋲を交換することができるので耐久性も高く、性能も維持しやすいですが、スパイクレスと比べるとやや重くなりやすいといった違いがあります。
初心者の方に「シューズはどちらがオススメですか?」と聞かれることがありますが、快適性や疲れにくさという点を重視するならスパイクレス、アップダウンの激しいコースによく行くといった方や、気に入ったシューズを大事に長く履きたいという方はソフトスパイクがオススメです。
とはいえ、ベテランの方でもぜひ好き嫌いせずに色々なシューズを履き比べてみると、その性能の差を感じることができると思いますよ!