タイガーのこの大会での未勝利は「ゴルフ界の七不思議」
今週行われるPGAツアー競技名は「ジャネシスインビテーショナル」です。1926年に「ロサンゼルスオープン」としてスタートし、2016年からタイガー・ウッズが大会ホストを務めてきた今大会は長らく「オープン競技」でしたが、今年から「インビテーショナル」、招待試合に昇格することになりました。
オープン競技から招待試合になるとどんなことが変わるかというと……。
【1】賞金総額が昨年の740万ドルから930万ドルと約2億円上乗せとなり、優勝者には167万4000ドル(約1億8400万円)が用意されています。
【2】優勝者には与えられるシード権が従来の2年から3年に。
【3】出場人数は前年までの144人から120人の招待枠に変更となります。
マンデー枠や下部ツアー昇格組の枠は無くなり、変わって世界ランキング50位以内やライダーカップやプレジデンツカップ出場者に出場資格が与えられるようになりました。
同大会はタイガーが1992年、当時16歳で主催者推薦を受けて初めてPGAツアーに出場した記念の大会です。 その時は72-75、5オーバー。1アンダーのカットラインに6打足りず予選落ちでした。
タイガーにとって今年が14回目の挑戦。 PGAツアーで通算82勝挙げているタイガーがまだこの試合で優勝がないのは「ゴルフ界の7不思議」とよく言われますがさて今年はどうなるでしょうか?
公式優勝予想1位はマキロイ、2位はトーマスだが……
大会直前のPGAツアー公式パワーランキングではタイガーは6番目、松山英樹は10番手となっています。 ちなみに上位トップ5は下記の通り
5:トニー・フィナウ
4:バッバ・ワトソン
3:ジョン・ラーム
2:ジャスティン・トーマス
1:ロリー・マキロイ
私が優勝候補を挙げるとしたらこんな感じでしょうか。
穴:コリン・モリカワ(会場のリビエラCCは2017年の全米アマで経験。 プロ転向後まだ予選落ちなし)
穴:ジョーダン・スピース(8回目の出場、過去トップ10入り2回。 リビエラではテキサス大時代団体チーム優勝、先週9位と兆しあり)
3:タイガー・ウッズ(リビエラでは1999年エルスに次いで2打差の2位タイがベスト、3週間前のサンディエゴでは最終日にショット貢献度が3位と上昇してきているので十分に期待はできる)
2:ザンダー・シャウフェレ(今年で3回目、過去は9位、15位)
1:パトリック・カントレー(地元UCLA出身、過去2年は4位、15位。先週は11位、 昨年のメモリアルトーナメントでのツアー2勝目に続き、安定度は抜群。 今年は大ブレークの予感有り)