暖冬も相まって、すでに花粉の飛散が確認されている。自然に囲まれたゴルフ場では花粉も多く、薬を飲まないと鼻水やくしゃみが止まらずプレーにならないという人も多いのでは? だからといって薬を飲んでもいつも通りのプレーができなくなりやすいと話すのは自身も重度の花粉症、業界屈指のギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人だ。体験談を聞いた。

花粉症の季節はゴルファーの感覚も知らず変化しがち

みなさんこんにちは、ギアオタク店長の小倉です。突然ですが、わたくし花粉症です。そろそろ嫌な季節がやってまいります。というかすでに花粉が飛んでいますよね。みなさんはどんな対策をされているでしょうか。ゴーグルやマスクなどを着用する、薬を服用するなどがあると思いますがこれだけしておけば絶対大丈夫! 的な対策がないのが辛いところですよね。早く特効薬が開発されないかと願うばかりです。

さて今回は花粉症のお話でなく、服用薬について私の経験則でお話したいと思います。プロゴルファーは、風邪薬を含む多くの薬が禁止されています。時期によってはマスクをしながらプレーしている選手もいますよね。もちろん一般のアマチュアは花粉症の薬を服用しても特に問題はありません。が! 結構これがスコアに直結していると私は思います。

もちろん個人差があるので影響がほとんどない方もいらっしゃると思いますが、少なくとも私は風邪薬を飲んでプレーすると微妙な平衡感覚が狂うのかグリーンの細かい傾斜がほとんど読めなくなります。

実は花粉症の薬を飲んでもそうなります。ぼーっとした状態ではなく、意識がシャキッとしていても薬を飲んでいるとそういった状況になることが多いんです。強めの花粉症の薬を飲んでいる時は、ピンまでの距離が実際の距離とだいぶ違って見えたりと目から入ってくる情報まで信用できなくなります。これじゃあ狙い通りに打ってもその狙い自体が正しいかどうかも自分で判断することはできませんから良いスコアなんて見込めませんよね。同じような経験をした方はいませんか?

良いスコアを出したいなら薬を飲むなと言っているわけではありません。快適にプレーをするのが第一です。薬を飲んだら平衡感覚や距離感が惑わされている可能性があるので、あまりシビアな狙い方はしないほうが良いという事。

画像: 花粉を防ぐためになるべく隙間をなくしたメガネなど、花粉症ゴルファーはこれから対策が必須になる季節がやってくる

花粉を防ぐためになるべく隙間をなくしたメガネなど、花粉症ゴルファーはこれから対策が必須になる季節がやってくる

そういったケースでプレーする場合は、グリーンセンターを狙うようにすると多少距離感が合わなくても、多少ミスしてもグリーンをキャッチできるのでおすすめです。そういった気持ちで打った方が大体上手く行きますしね!

パッティングもあまりラインを消して直線的に狙うのではなく、やや膨らまし気味にタッチを合わせるように狙っていくのが良いと思います。狙いに行ってパンチが入り、大オーバー……を私は良くやります。ふわふわしているせいなのかいつもより大げさになっちゃう気がするんですよね。

それでも大たたきしたら……薬のせいにしちゃっています(笑)。その方が幸せで良いじゃないですか~。わざわざ薬を飲んでまでゴルフに行くんですから、結果が良くなかった時に何かのせいにしないとゴルフがつまらなくなっちゃいますよ、ね? ただでさえミスが当たり前のスポーツなんですから。花粉症ゴルファーのみなさんはどう思われますか?

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