アプローチのとき、打つ前から「なんか寄りそう」と思えるときと「なんかミスしそう」と思ってしまうときがある。これは一体なぜなのか? 関東在住匿名5下シングル氏によれば、そこにはアプローチ上達の秘密が隠されているという。一体なに!?

「打ちやすい距離に磨きをかける」これが最大のコツ

アプローチのコツはなんですか? と先日一緒にプレーした方から聞かれました。この質問には、自信を持って答えることができます。「打ちやすい距離に磨きをかける」ことです。

セカンドショットをちょっとダフってショート。3打目がアプローチというとき、同じようなライなのに、「上手く打てそうだ」と思うときと、「なんかミスしそうだな〜」というときがありますよね。私は、それは残り距離が得意距離かどうかで決まると思います。

得意距離とは、何の気なしに打ったときに出る距離。たとえば52度で腰から腰の振り幅で打ったときに大体30ヤードの距離が出るのなら、30ヤードが得意距離です。これは、人によって20ヤードという人もいるでしょうし、34ヤードとか、そんな感じの人もいると思います。

画像: 自分の得意距離を見つけてみよう(撮影/姉崎正)

自分の得意距離を見つけてみよう(撮影/姉崎正)

この“得意距離”はすごく大切です。たとえば、残りがピンまで33ヤードだとしましょう。迷わず、30ヤード打てばいいんです。26ヤードだったら? これも、迷わず30ヤードです。 奥目からのパットが残ったっていいじゃないですか。変に加減してチャックリが出るより全然マシ! そう考えれば気もラクになります。

20ヤードだったら気持ち弱め。40ヤードだったら気持ち強めにする。“得意距離”がひとつあれば、前後10ヤードを加えた20ヤードの幅がカバーできちゃうんです。グリーン周りでこれは大きいですよ。

これができるようになってくると、29ヤードとか31ヤードとか、1ヤード単位の打ち分けもいずれはできるようになってくるはず。調子のいいときには、本当に魔法のようにピンに寄せられるようになります。

なので、アプローチのコツは、打ち方でもなく、クラブ選びでもなく、「打ちやすい距離に磨きをかける」こと。練習場で、10球でも20球でも、得意なクラブを持ち、気持ちいい振り幅、気持ちいいリズムで打つ習慣をつける。そうすると、寄せワンが増えるのはもちろん、寄せて2パットで確実にボギーでしのぐという状況が作りやすくなると思いますよ!

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