しっかり狙えると、直進性が高いアイアンの良さを最大限に引き出せる
みなさんこんにちは、ギアオタク店長の小倉です。今年に入りテーラーメイド、キャロウェイをはじめ、多くのニューモデルが発表、発売されました。ありがたいことに早速試打させて頂きましたが、その中でアイアンに対して強く感じたことがありましたのでそれを今日はお話したいと思います。
2020年モデルとして発表されたアイアンはプロモデルからアベレージに向けた飛び系のアイアンまで様々ですが、現代のトレンドに沿った直進性を高めたモデルがほとんどでした。直進性の高いモデルは芯を外してもサイドスピンをかかりづらくするために重心を深くしつつ、慣性モーメントを高めるために重心距離も長くなっているものが多いです。
確かにそういったモデルは曲がりづらいのですが、それだけに最初の打ち出す方向が重要になってきます。しっかり狙った方向に打てれば直進性の高さ、ミスへの強さを最大限に生かせますからね。そのためには、練習場などでしっかり狙ったところに打ち出す練習をすることをお勧めします。
マットの方向だけに打つのではなく、少しだけ目標を任意にズラし、その方向に正しく構えて正しく打ち出す練習などが良いと思います。極端な斜め打ちはダメですよ。少しだけです。その微妙なズレでも狙ったところに打ち出すことができれば、コースでのミスも減るはずです。
この目標を少しズラす練習方法は、必ず左右両方やってください。そうすることで左向きと右向き、どちらが苦手かということもわかります。これを知っておくとティイングエリアに対してティマークの位置が左や右にズレてセットされていても対応することができます。意外とこのズレによって正しく構えることができずミスしていることが多いんですよ。それに気付かないで自分のミスだと思い込んでしまうと、ずっと同じミスを繰り返してしまうことになります。
少しだけマットの向きから目標をズラした時に上手くその方向に打ち出せない場合は、飛球線後方からスマホなどで撮影し、正しく構えているか確認してみましょう。知り合いなどに見てもらってもOKです。足元に飛球線と平行になるようにクラブやアライメントスティックを置いて練習するのも効果的ですね。
直進性の高いアイアンは間違いなく飛距離ロスや曲がりを減らしてくれます。ですが、アライメント力、目標に対して正確に構える、目標に正確に打ち出す技術がなければ結果的にミスショットになってしまい、その性能を生かしきることはできません。是非アライメント力を鍛える練習をやってみてください。それだけで大きなミスショットを減らすことができるはずです。