ゴルフコースのレイアウトにはいくつかのパターンがある。そのなかでも有名なのが「レダン」と呼ばれるパターン。知ってると通ぶれるこの言葉の意味は?

グリーンが横長で、ティグラウンドに対して斜めにレイアウトされているホール

レダン(redan)、またはレダンホールと呼ばれる、ホールのレイアウトがある。パー3で、グリーンの横幅が奥行より長く、グリーンがティグラウンドに対して斜めにレイアウトされているホールが、レダンである。

画像: マスターズのある日のピンポジシート。12番はグリーンが斜めに配置されていることがよくわかる

マスターズのある日のピンポジシート。12番はグリーンが斜めに配置されていることがよくわかる

厳密にはグリーンの左サイドのほうが、右サイドよりも遠くなるようにレイアウトされていて、グリーンの中間部分と手前がバンカーなどでガードされているのが特徴。グリーンは奥から手前、プラス右から左(左奥が遠い場合)に傾斜している。

マスターズトーナメントが開かれる、米・ジョージア州のオーガスタナショナルGC後半の難ホール、12番パー3が、恐らく最も有名なレダンの例のひとつだろう。

このレイアウトは、ピンがどの位置にあっても前後の幅が狭く、なおかつ手前がハザードによってガードされているため、常に正確な距離感を要求される優れたレイアウト。それゆえ、これまで全世界で最もコピーされてきたホール形状といわれている。

ちなみに、本家本元の「レダン」は、スコットランドにある。ノースベリック・ゴルフリンクスの15番、パー3がこのレイアウトの原型。そして、このホールについている名称が「レダン」なのである。

(ゴルフダイジェストTVより)

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