シャフトを替えて2番ユーティリティの、つかまりがよくなった!
2020年の初戦となったシンガポールオープンを18位タイで終え、まずまずのスタートを切った出水田。2019年は終盤で盛り返したものの、1年を通して予選落ちも多く、不本意なシーズンだった。そんな出水田の14本の構成は、いかにもロングヒッターといった印象を受ける。そのなかで目を引くのは、3番ウッドの下にアイアン型ユーティリティを入れている点だ。
「以前はウッド型のユーティリティを入れていましたが、アイアン型のほうが使い勝手がよかったので替えました。狭いホールのティショットで使うこともありますし、いろんなライからでもコントロールしやすく、活躍の場がウッド型よりも多かった。基本的には右のミスが嫌なので、つかまりのいいシャフトを入れたら、よりコントロール性が高くなりました」
出水田に期待されるのはツアー2勝目。もちろん本人もまずはそこを目標にしているが、自身のゴルフをワンランク挙げるためにシャフトを替えたという。さらに、課題のひとつであるショートゲームの強化も行った。
「昨年はパットも含めて安定性に欠けていたので、1年を通してコンスタントに成績が残せるように弱点を補強しました」
充実のオフシーズンを過ごした出水田の活躍に注目したい。
週刊ゴルフダイジェスト3/17号「pro's spec」より。撮影/有原裕晶
【出水田大二郎の14本】
1W:スリクソン Z785(9.5度、クロカゲ XD(60)、硬さ:X)
3W:スリクソン Z F45ツアー(15度、クロカゲ XD(70)、硬さ:X)
2UT:スリクソン Z U45(18度、NSプロ モーダス3 プロトタイプ、硬さ:S)
3I~5I:スリクソン Z585(NS プロ モーダス3 システム3 プロト、硬さ:X)
7I~PW:スリクソン Z785(NS プロ モーダス3 システム3 プロト、硬さ:X)
AW・SW:クリーブランド RTX-3(52度・58度、ダイナミックゴールド ツアーイシュー、硬さ:X100)
PUTTER:オデッセイ ミルドコレクション6M