ドライバーを曲げてしまい、セカンドショットはOB一歩手前の「超つま先下がり」からという厳しい状況。ここからでもしっかりリカバリーするためのマネジメントを、ツアープロ・石井理緒と、実際にレギュラーツアーでもタッグを組む、プロコーチ・栗永遼が教えてくれた。

つま先下がりからプロはどう打つ?

今回、女子ツアーを戦う石井ツアープロ・石井理緒と、そのキャディを務める栗永遼コーチに挑戦してもらったのは、きみさらずゴルフリンクスの12番ホール、317ヤードのパー4。

画像: プロゴルファー・石井理緒(右)と、そのキャディも務めるプロコーチ・栗永遼(左)(撮影/野村知也)

プロゴルファー・石井理緒(右)と、そのキャディも務めるプロコーチ・栗永遼(左)(撮影/野村知也)

ドライバーが想定よりも右へ行ってしまい、セカンドショットはOB一歩手前のかなり傾斜の強いつま先下がり、というライから。ピンまで約128ヤード、グリーンエッジまで約100ヤード。さらに、グリーン左にはバンカーも待ち構えている。

画像: 超つま先さがりからのショット。プロはどう打つ?(撮影/野村知也)

超つま先さがりからのショット。プロはどう打つ?(撮影/野村知也)

こんなシチュエーションから、プロたちはどうスコアをまとめていくのだろうか。まず、つま先下がりからのショットは「スライスが出やすいので気を付けたいですね」と栗永。それを踏まえて、つま先下がりからのショットで気を付けるべき点を栗永に解説してもらおう。

「まずつま先下がりでは重心を下げてバランスを取りやすいアドレスを作る必要があります。そのために、スタンスは広めにとり、ボールはセンターより少し右寄りに置きましょう。左寄りだとそのぶんフェースがラフに引っかかりやすくなりますからね」(栗永)

画像: スタンスは広めにし、ボールはセンターよりも右寄りに置こう(撮影/野村知也)

スタンスは広めにし、ボールはセンターよりも右寄りに置こう(撮影/野村知也)

もう一点重要な点として、「マン振りするのはリスクが高いです」と栗永。「大きめの番手を持って、5~6割の力でコントロールショットを打ったほうが確実にミートできると思います」と教えてくれた。

アマチュアゴルファーの場合、傾斜地でもつい平地と同じように計算して番手を選び、フルショットをしがち。その選択そのものがミスの元ということだ。

これを踏まえ、石井がリカバリーの一打を放つと、ボールは真っすぐ飛んで、左のバンカーへ。

「今の一打は想定内」と栗永。

「今の状況では、右のOBゾーンに飛ぶのがもっともやってはいけないミスでした。左のバンカーは入ってもOKと事前に決め、うまくスライスしてくれればフェアウェイ、というマネジメントです」

バンカーから寄らず・入らずのボギーとしてしまったが、ティショットを大きくミスしている以上、スコア的には仕方がない。むしろ、最後までパーのチャンスを残した点は大いに参考にしたくなる。

ミスをしてもボギーを拾うためのマネジメント

ミスを取り返そうとミスを重ねるのがもっとも避けたいパターンだが、石井・栗永のマネジメントには「ミスを取り返そう」という意図がまったくなく、むしろ何重にも保険をかけて、安全策を選んでいた。

「まず何が一番してはいけないミスか、ということを考えます。今回のシチュエーションだったらまずピン方向には木があって直接は狙えません。右手前にショートしてOBするのが一番良くないから、それを避けて次のショットが打ちやすい場所に出すっていうことが重要でした」(石井)

画像: ライや障害物など、周囲の状況を見て「一番してはいけないミス」を考えるのが大事だと石井

ライや障害物など、周囲の状況を見て「一番してはいけないミス」を考えるのが大事だと石井

「悪い状況から2打目をどう選択するか。それ次第で、ボギーで抑えられるか、ダボを打ってしまうかの差が出ると思います」と栗永も同意する。

「『まず出して、3打目勝負』。これが大切です。無理に欲張ってピンを狙うのはリスクが高いですからね。今回はバンカーに入れることを許容して、3打目でアプローチがうまく寄ればパー、ボギーでもあのライからだったら仕方ない、という考え方です。たとえばバンカーが苦手な方だったら、50~60ヤードのラフ辺りに出す、っていう選択に変わってきますね」(栗永)

ツアーを戦うプロとキゃディの「ミスをリカバリーするためのマネジメント」。みなさんも参考にしてみてはいかがだろうか。

協力/きみさらずゴルフリンクス

※3月9日10時46分 記事を一部修正いたしました

画像: ツアープロ石井理緒と、そのコーチ栗永遼が教える!超つま先下がり攻略法 youtu.be

ツアープロ石井理緒と、そのコーチ栗永遼が教える!超つま先下がり攻略法

youtu.be

This article is a sponsored article by
''.