「学校への登校」「スポーツクラブ」なども自粛傾向にあるため、ストレスが溜まりやすい状況になっているはず。そこでプロも教えるメンタルコーチ・池努がおすすめするメンタル術が「偽物の自然」に触れることだという。果たしてそれはどんなこと?

「自然動画」「環境音」だけでも効果あり!?

新型コロナウイルスの影響で様々な影響が出ており、日本経済や東京オリンピックへの今後の影響への気がかりで不安、ストレスは増えるばかりだと思います。会社員の方も在宅勤務やお子さんがスポーツクラブや学校への登校も自粛傾向にある中、自宅で過ごす時間も長くなり多くの方がストレスを抱えられているかと思います。

いつもは「ゴルフに効くメンタル」の手法などをご紹介している私、メンタルコーチ・池ですが、今回の記事ではこのようなストレスが溜まりやすい状況で少しでもストレスを軽減する方法についてご紹介できればと思います。

今回ご紹介する内容はごく当たり前のストレス軽減法です。それは「自然と触れること」です。人間のストレスを軽減させ、集中力を回復するために一番簡単とされる方法は自然の中で過ごすことと言われています。ですので、言うまでもなく自然で囲まれているゴルフコースに行くことは最高のストレス解消法になるということですね。

画像: もちろんゴルフに行ければいいが、難しい場合、「偽物の自然」でも、それに触れることでストレス解消効果があるという(撮影/増田保雄)

もちろんゴルフに行ければいいが、難しい場合、「偽物の自然」でも、それに触れることでストレス解消効果があるという(撮影/増田保雄)

ミシガン大学の心理学者カプランなどにより提唱された「注意回復理論」では自然の中で過ごすと注意力が回復し、緑が見えるところを5分くらい歩くだけで心身のストレス解消に効果があることがわかっています。この状況ですので既に実践している方もいると思いますが、緑が多い公園に行ったり、山や海にドライブに行くことはかなりのストレス解消効果があるのです。

これであれば他者との接触も少ないですし、食事などもお弁当持参で行けば心配はありませんしね。一方、都内の方や住む場所により「簡単には海や山や自然の多い公園などにはいけない」という方もいらっしゃるかと思います。その方々におすすめは「偽物の自然」に触れることです。偽物の自然なので「自然音」「自然動画」などでOKです。

スタートとしては掃除や食事、仕事をしながらでいいのでYouTubeなどで自然音を聞き流ししてみましょう。「癒し」や「リラクゼーション」で検索するとヒットする静かな波の音や小川のせせらぎ、小鳥のさえずりなどはおすすめです。

私も書籍や当記事を執筆するときは必ずと言っていいほど上記のような自然音をかけて取り組んでいます(笑)。そのおかげで副交感神経も優位になり、適度なリラックス効果が集中力を高めてくれます。

また、試合前などプレッシャーで寝つきが悪く、眠りが浅い傾向になるプロアスリートにも寝る前に自然音を聞きながらリラクゼーションをすることで深い睡眠にアプローチすることを進めるケースも多いです。

さらに、「観葉植物」を自宅や書斎に取り入れることもかなりのストレス軽減効果が実証されています。ノルウェーで行われた約400人のオフィスワーカーを対象に行われた実験では、デスクの上に観葉植物を置いた人ほど主観的なストレスが減り、仕事の生産性まで高い傾向が確認されています。

今回の情報はすでに実践しているよと言う方も多いかとは思いますがあまり実践していなかったという方でストレスが溜まってきているという方はまずは外出して「自然に触れる機会をつくる」ことを計画、検討する。それが難しい方は~しながらでいいので「自然音や自然動画を流す」。または気分転換に観葉植物などを購入するとういことも良いのではないかと思います。

私もメンタルコーチとしてサポートしている複数の学生チームなどが活動自粛をしていて、いつもより家族との時間がとれるので、大自然に触れる旅を計画しました。今回の記事があなたのストレス低減に少しでもつながれば幸いです。

This article is a sponsored article by
''.