「100ヤードがうまく打てない！」ゴルフ大好き芸人ずん・やすの悩みを、美女プロ・小澤美奈瀬が華麗に解決した一部始終

2020-04-19

みんゴル技術班 @ みんなのゴルフダイジェスト

ゴルフ大好きお笑い芸人、ずん・やすとイワイガワ・岩井ジョニ男。ともに芸能事務所「浅井企画」に所属する二人が、スコアアップを目指し、USLPGAティーチング会員の小澤美奈瀬の教えを乞う。今回はやすの「100ヤードの距離感が合わない」という悩みを解決！

やす：今回の僕の悩みなんですが、100ヤードくらいのショットの距離感が合わないんですよ。

画像: ずん・やす（右）とイワイガワ・岩井ジョニ男（中）が、ゴルフ上達のため美女プロ小澤美奈瀬（左）のレッスンを受講！（撮影/野村知也） — ずん・やす（右）とイワイガワ・岩井ジョニ男（中）が、ゴルフ上達のため美女プロ小澤美奈瀬（左）のレッスンを受講！（撮影/野村知也）

小澤：左右に曲がったりとかはありませんか。

やす：曲がりよりも、ダフリ、トップが多いですね。

ジョニ男：へそは曲がってますけどね。

やす：コラ！

小澤：100ヤードは何番で打たれるんですか。

やす：ピッチングの「P1」で100ヤード、90ヤードが「P2」なんですよ。

ジョニ男：なんか、地下鉄の出口みたいだね。

やす：どちらかというと、空港の駐車場じゃないの。

ジョニ男：あ、そうか。

小澤：じゃあ、「P1」で打ってみましょうか。

――1打目はダフリながらやや左に129ヤードだったが、2打目はトップして118ヤード。異なるミスが出て、2打とも100ヤードを大きくオーバーしてしまっていた。

やす：そう、コレが出るんですよ。

小澤：今見ていたら、まず100ヤードという距離に対しては少しスタンスが広すぎますよね。それで体重移動が大きく軸がブレるのでダフリやトップが出ているんですよね。それじゃあ今度は、スタンスを今の半分くらいにして打ってみましょうか。

画像: 広すぎた以前のやすのスタンス幅（左）を、写真右のように肩幅程度にまで狭める（撮影/野村知也） — 広すぎた以前のやすのスタンス幅（左）を、写真右のように肩幅程度にまで狭める（撮影/野村知也）

やす：半分ですか！

小澤：はい。肩幅くらいにしてください。それで足裏の親指付け根付近、母指球に体重を落として前傾姿勢を意識しながら打ってみてください。

やす：ボール位置は、真ん中でいいんですか。

小澤：はい、大丈夫です。

――3打目は108ヤードと、先ほどよりも100ヤードに近づいた。

ジョニ男：あれ、スタンスを狭くしただけでイイじゃないですか。先生、どうしてなんですか？

小澤：前のスタンスは広すぎて、バックスウィングで右に移った体重が戻りきらないうちにインパクトを迎えてしまっていたんですね。それで、急いで戻そうとして手を走らせてトップをしたり、それが戻らないとダフったりという打点のズレが出ていたんです。

やす：距離に対してスタンスが広すぎたということですか。

小澤：そうですね。100ヤードくらいの短い距離の場合、パワーを出して飛ばして行くというより、狙った所に落とすというショットになるので、スタンスは肩幅くらいでいいと思います。

ジョニ男：ドライバーのときとスタンスが同じくらいでしたもんね。

やす：じゃあ、100ヤードくらいだと、アプローチするくらいの構え方でいいということですか。

小澤：そうです。アプローチでいいんです。

やす：そうか。100ヤードだったらアプローチの意識でやればいいんだ！　これは“目からウロコ”ですね。

ジョニ男：さっきまで、股広げて偉そうに打っていたのに。

やす：ハハハ。

ジョニ男：笑ってないで、どのくらいのスタンス幅か覚えてくださいね。だいたいピザのMサイズくらいですかね。

やす：う～ん、俺、家族いないからデリバリーピザ頼まないから分からな……って、コラ！　そんなことは、いいんですよ。肩幅か、それよりちょっと狭いくらい……本当にアプローチを打つ感じのスタンスですよ。

――何球か打ってみるが、まだダフリなどのミスショットが出る。ここで小澤がやすの素振りのルーティンについて指摘する。

小澤：今、打つ前に何回か素振りをした後、足の位置をそのままにしてアドレスに入りましたよね。それだと、ボールの位置が素振りの時よりも遠くになってしまうので、それを膝を曲げることでアジャストしていたんです。そうなると、膝の角度がいつもより深くなるので、ダフリやすくなるんですね。ですから、素振りをした後は、必ず前に出てセットアップするようにしてください。