ギアの調整を入念に施し、練習を重ねて調子は上々、「今日のゴルフはベストスコアが出るかも!」と勇んでコースに出かけて上ってみたら散々なスコア、というのはゴルファーあるある。そこには数知れないほどの理由があるが……そのうちのひとつを、関東在住匿名5下シングル氏と考えた。

「トップが浅いね」「開きが早いね」「力んでるね」「顔上がるの早いね」etc …

朝の練習場で不思議なほど調子がいいことってありますよね。ドライバーは曲がる気がしないし、アイアンもビシビシ芯を喰う。そんなとき、同伴者から「ちょっとトップが浅いね」なんて言われたら、どうなると思いますか? ましてやそれが自分より上手い人からかけられた言葉だとしたら?
意識しちゃいますよね。無意識にトップを深くしてしまう。そうしたら、先ほどまでの絶好調はどこへやら。まったく当たらなくなって1日ボロボロ。長いゴルフ人生、誰もがなんども経験するような話です。

私の経験でいえば、ホームコースの月例競技で県内有数のトップアマと同組だったとき。あるホールのティイングエリアで、その方が「バックティからだと狭いな〜」とつぶやいたんです。すると途端に「このホールは狭いのか!」と意識してしまって、しなくてもいいミスをしてしまいました。

画像: どうすれば、同伴者の言葉に影響を受けずに自分のプレーを貫けるだろうか?

どうすれば、同伴者の言葉に影響を受けずに自分のプレーを貫けるだろうか?

朝の練習場の例も、私自身の例も、悪気がわるわけではない、無意識に出た言葉につい反応してしまった例ですよね。ゴルフでは目から入る情報だけでなく、耳から入る情報でも、あっという間に調子を左右されてしまいます。昭和の時代のプロツアーでは、ベテランプロが若手を“口三味線”で翻弄するなんて話もあったとかなかったとか聞きますよね(笑)。

基本的に、これに対抗策はありません。同伴者と口を聞かなければいいのかもしれませんが、それじゃあ味もなにもないですしね。

それでも強いて対策を挙げるとすれば、ひとつは意識して気にしないようにすることでしょうか。私もつい先日、ものすごく“言葉攻め”してくる上手い方とご一緒しましたが、「悪気はないから、すべて無視しよう!」と強く意識し、強く意識した結果集中力が高まったのか、パープレー近辺でプレーできました(笑)。

そしてもうひとつは、やや抽象的ですが、信じられるものを持つということです。たとえばコーチの教え。たとえば普段やっている練習。あるいは、このクラブを持ったらミスしない! というクラブへの信頼感でもいいと思います。言葉のトゲが心に刺さってしまったとき、「たとえミスが出たとしても、この理論(このクラブ)でおれはやるんだ!」というものがあるゴルファーは強いです。

みなさんには、そんな“信じられるもの”がありますか?

画像: アンタッチャブル柴田が“秒”で10ヤード飛距離が伸びた!アイアンショットのひと工夫~小澤美奈瀬~ youtu.be

アンタッチャブル柴田が“秒”で10ヤード飛距離が伸びた!アイアンショットのひと工夫~小澤美奈瀬~

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