2021年シーズンの女子ツアー参戦に向け、今年のプロテスト合格を目指しているUSLPGAティーチング会員の小澤美奈瀬。
9月から開催予定のプロテストへ向けてマネジメント力を磨くため、プロキャディ・木村翔に続いて、清水重憲キャディともにプロテスト2次予選の会場「滋賀カントリー倶楽部」で練習ラウンドを行ったという。
清水と言えば、田中秀道や谷口徹など数多くの選手のバッグを担ぎ、2014年から2018年までイ・ボミの専属としてプレーをサポートしたプロキャディの代表と呼べるうちの一人だ。そんな第一人者とのプレーで、小澤はなにを学んだのだろうか。
「清水さんと回った日はショットの調子が良くて、ドライバーも含めてほとんどノーミス。ショットだけで言えば67、66くらいのスコアが出せるような出来でしたが、60台は出ませんでした。ショートパットを外したり、残り10メートルの距離から3パットしてしまったことも1度あって……。こういったミスをなくすためにも、パットの距離感覚を養うことは今後の課題だと清水さんにご指摘いただきました」(小澤)
さらに清水キャディから、グリーン上でのターゲットの合わせ方に関しても具体的に指摘があったという。
「私はボールに線を描いて、それをガイドラインにしてターゲットに向かって打ちやすいようにしているんですけど、ショートパットを外したときに清水さんから『ボールに描いた線が正確にターゲット方向に合わせられていない』と指摘されたんです」(小澤)
今までは「ボールの線がターゲットよりもわずかに左へズレた状態でセットして、それがミスの原因になってしまっていたようです」と小澤。自分の中でルーティンとなっていて自覚しにくかったイージーミスも、キャディというもう一つの視点があることで気づくことができたという。
「清水さんは『ボミの強いところって、イージーミスをしないことなんだよね』とおっしゃっていました。私もボミ選手を見習って、練習の中で一つひとつイージーミスをつぶしていって、プロテスト本番に備えたいと思います!」(小澤)