どうすればティショットのOBを防げるか? 戦略を立てて練習しよう
ドライバーが苦手で、OBからスコアを崩してしまうという人がいます。OBに深刻に悩むというと、100を切れないレベルの人が多いですかね。
ドライバーは、14本のクラブのなかで、パターと並んでスコアを崩す直接的な要因となるクラブ。いろいろな意見はあるかと思いますが、ドライバーのOBでスコアを崩すんであれば、やはりドライバーの練習をする必要があると私は思います。
そこでひとつ大事なのは、「ドライバーを曲げずに真っすぐ飛ばす」ことではなく、あくまで「ドライバーでOBを出さない」という戦略に基づいた練習をするということです。
ドライバーで右にも左にも曲がるという人より、なにをどう打ってもスライスしか出ないという人のほうがマネジメントは簡単です。なので、8割スライス、2割引っかけが出るという人は、スライスを磨いたほうがスコアアップにはいいかもしれません。スライスもフックも出ないようにするのは大変ですが、どちらか一方ならなんとかなりますからね。
マン振りだけじゃなくて、思い切り叩いて250ヤード飛ぶ! という人であれば軽く振って200ヤード飛ばす練習をするというのも、OBを減らす上では非常に有効ではないでしょうか。
ゴルフでは、集中的になにかに取り組んだ経験は必ず上達のためになります。「ドライバーでOBを出さない」ことに特化した練習をする時期が、長いゴルフ人生のなかにあってもいい。
上手い人は多かれ少なかれ、すべてのホールでなにかしらコントロールしていますから、球筋や力感を(できるかできないかは別として)コントロールする練習をしておくことは、先々で必ず役に立つと思います。
たとえば、打ち下ろしの狭いホールでアゲンスト風が吹いてたりした場合、私は絶対にぶん回したりはしないです。普段はつねにマン振り! という人が、そういうホールで軽く打ってフェアウェイキープ、なんて技を見せると、上手い人からも「やるな」と思われると思いますよ!