女子ツアーで活躍するエイミー・コガが実践している「ガムテープを使ったドライバー練習法」を、24時間ゴルフのことを考えている“ゴルフバカ”で、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが実際にやってみた。効果は!?

インサイドアウト軌道で振り、フェース面は常に目標方向へ向ける

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。僕も長年ゴルフやってますから、ゴルフは飛ばしじゃない! ってのは分かってます。でもね、やっぱ飛ばしたいわけですよ。

でもね、ドライバーって飛ばしたいと思えば思うほどミスしちゃうし、結果的に飛ばないんです。僕はけっこうアイアンは得意なほうなのですが、どうもドライバーが飛ばないうえに安定しない。

やっぱ最近のドライバーはヘッドが大きいから、それ専用のスウィングをしないといけないんだろうな〜と思うのですが、何をどう意識すればいいのか分からんのですよ。7月号の月刊ゴルフダイジェストに「ドライバーとアイアン打ち方は同じ? Yes or No」って特集がありました。その中にエイミー・コガプロがやってるちょっと変わった練習方法があったのでやってみることにしました!

画像: 月刊ゴルフダイジェスト7月号で紹介されていた、エイミー・コガのガムテープを使った練習法を実践してみた

月刊ゴルフダイジェスト7月号で紹介されていた、エイミー・コガのガムテープを使った練習法を実践してみた

ドライバーとアイアンの打ち方は同じ? って質問をトッププロ・コーチ・トップアマにしたところ、Yesが73%、Noが27%だったそうです。同じだと思ってるゴルファーのほうが多いんですね。その理由としてはやはり一緒のほうがシンプルだとか同じイメージで振りたいからってのが多いようです。

普通のおじさんアマチュアゴルファーの僕としては、ドライバーってティアップしてるし、飛距離を出すためのクラブだし、やっぱアイアンとは少し打ち方変わるんじゃないのかな? と思っています。

で、エイミー・コガプロはNoと答えたわけですが、その理由が「ドライバーは飛ばすもの。狙うアイアンと同じわけがない」というものでした。これは僕が思ってることと近いぞってことで、エイミープロがやっているドライバーを飛ばすための練習方法をやってみました。

画像: インサイドからアウトサイドに抜けていくようなクラブ軌道をイメージしやすいよう地面にガムテープを貼り、それに沿ってスウィングします

インサイドからアウトサイドに抜けていくようなクラブ軌道をイメージしやすいよう地面にガムテープを貼り、それに沿ってスウィングします

用意するものはたったひとつ。ガムテープだけ。ガムテープをドライバーショットのヘッドが通る軌道に貼り付けるんです。インサイドからクラブが入ってきて、インパクト後はそのままアウトサイドに抜けていくような軌道で貼り付けます。

後はその軌道に沿ってスウィングするだけなのですが、注意するポイントがひとつ。フェースは常に目標方向を向いていること。軌道を示すテープに対しては閉じて入ってくるということですよね。これでボールがしっかりとつかまって飛ぶということでしょう。後はとにかく方向性を気にせず振りちぎるってのがエイミー流ということらしい。

画像: 軌道に対してフェースがスクエアではボールは飛びません(左)。軌道に対してフェースがクローズだとボールが捕まって強い球が打てます(右)

軌道に対してフェースがスクエアではボールは飛びません(左)。軌道に対してフェースがクローズだとボールが捕まって強い球が打てます(右)

さっそくやってみましたが、これはなかなか良さそうですぞ。ガムテープは太さがあってしっかりとクラブの軌道をイメージしやすい。まずはボールを置かずにガムテープの軌道通りに素振りを何回かしてみます。最初は少し軌道を意識して振りますが、それに慣れたらとにかく気持ちよく振り抜くことだけを考えて振る! エイミープロ曰く、切り返しから左のお尻を後方に引くように腰を切ると手の通り道ができて、大きく振り抜きやすいとのことなので、それを意識して。

画像: ガムテープは太いのでスウィングのときに軌道を意識しやすいです

ガムテープは太いのでスウィングのときに軌道を意識しやすいです

で、ボールを打ってみましたが、最初は少し右にプッシュアウト気味の球になりました。右に出て少しだけスライスする球。スピン量も多めであまり飛距離も出ていません。

画像: 右に飛び出てそのまま右へ。スピン量も3424RPMと多めになって、247.5ヤードと飛距離も出ていません

右に飛び出てそのまま右へ。スピン量も3424RPMと多めになって、247.5ヤードと飛距離も出ていません

これはおそらく軌道に対してフェースがスクエアになっているので、インパクトの時にはフェースが右を向いてしまっているのだと思います。やはりインパクトの時にはフェースは軌道に対してクローズでないとダメですね。

そのフェースの向きを作るためにはダウンスウィングの途中から腕のローテーションを始めないと間に合わないと思います。急激にフェースをターンさせてしまうと引っかかるので注意が必要ですね。

何発か打っているうちに慣れてきて、つかまった強い球が出るようになってきました。とにかく振り切ることを考えてスウィングすると、なんと軽いドローで260ヤード越えのショットが! スピン量も2188RPMといい感じ。

画像: 軌道に対してフェースがクローズだと捕まって軽いドローで飛距離も260.4ヤード出ました!

軌道に対してフェースがクローズだと捕まって軽いドローで飛距離も260.4ヤード出ました!

これは僕的にはかなり飛んでます。やはりしっかり振り切ってつかまった球が打てれば飛距離が出るってことなんですね。後はコースでここまで振り切れるかですよね〜。それは慣れていくしかないのかもしれませんね。

実はこのガムテープ練習法、エイミープロはアイアンでもやっているそうで、アイアンの場合はドライバーと違って少しアウトサイドからクラブが入る軌道にガムテープを貼ります。この軌道でスウィングするわけですが、アイアンの場合は軌道に対してフェースがオープンになってないといけません。おそらくエイミープロは少しフェードのような感じでアイアンは打っているんでしょうね。ここでフェースが軌道と同じ向きになってしまうとボールはひっかかります。

画像: アイアンのカット軌道は僕には合いませんでしたが、ガムテープを貼ってアイアンを打つとダフったときにすぐ分かるので、なかなかいい練習方法かも

アイアンのカット軌道は僕には合いませんでしたが、ガムテープを貼ってアイアンを打つとダフったときにすぐ分かるので、なかなかいい練習方法かも

これもやってみましたが、これは僕にはイメージが出なかった。どうしても左に引っかかるか、少しこすって弱い球になりがちです。僕的にはあまりアウトサイドからクラブを入れたくないですね。ただ、アイアンでボールの後ろにガムテープを貼ると、少しダフっただけでガムテープがグチャグチャになるので、別の意味でいい練習になるかも。僕としてはアイアンは飛球線に対してほぼ真っすぐに貼って練習したいと思いました。

ヘッド軌道をイメージするのにはガムテープ練習はかなりおすすめなんじゃないかと思います! お金がかからないところも最高ですね〜。

画像: ステイホームでもゴルフは上手くなる!マネジメントクイズ、あなたはいくつ正解できるかな? youtu.be

ステイホームでもゴルフは上手くなる!マネジメントクイズ、あなたはいくつ正解できるかな?

youtu.be

This article is a sponsored article by
''.