約7割がスルーを選択
栃木県のセブンハンドレッドクラブでは4月14日からワンウェイスループレー方式を導入。3密を避けられると口コミが広がり、同コースが独自に実施したアンケートでは、コロナウイルスの蔓延が終息したあとも、スループレーを「希望する」と答えたゴルファーが72.7%にものぼったという。
新型コロナウイルスはまだまだ終息したとはいえない状況ではあるが、緊急事態宣言が解除されてから約2週間、今はスループレーも昼休憩アリも選べるスタイルとなっているという同コースだが、果たしてどちらのプレースタイルを選ぶゴルファーが多いのだろうか。同クラブの相ヶ瀬圭司支配人はこう話す。
「スループレーを選ぶ利用者様が7割。昼休憩を選ばれる利用者様は3割といったところです。とくに県内の利用者様はスループレーを、県外の利用者様は遠方から来られるため食事をとるスタイルを選ばれるケースが多いですね」(相ヶ瀬支配人)
スループレーは最短4時間ほどでホールアウトも可能なため、時間を有効に使えることをメリットに感じているゴルファーも多いはず。地元ゴルファーが休日にサクッとプレーするのにスループレーは最適だし、昼食代がかからないというメリットもある。
一方で、県外から時間をかけてゴルフ場に足を運び「今日は1日、ゴルフの日」と決めているゴルファーの、普段通りに昼休憩を挟み、ゆっくりゴルフを楽しみたいという思いも見えてくる。
ただ、新型コロナウイルス流行前は、スループレーという選択肢は早朝スルー、午後スルーといった、ある種特殊なスタート時間でしか選べなかった。それが、もちろんコースによって割合は変化するだろうが、7割ものゴルファーがスルーでゴルフを楽しんでいるというのは数カ月前からしたら驚くべき事実だ。
新型コロナウイルスはいうまでもなく社会に大きなインパクトを与え、その影響はまだまだ続いていきそうだが、ことゴルフ場に限っていえば「スループレーの定着」というちょっと意外な形でも、影響を及ぼしているようだ。
スループレー、昼休憩あり、今後どちらのスタイルを選びたい?
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