球はルールに適合したものを使用します。 原則として、ティーイングエリアからプレーした球でホールアウトしなければなりませんが、 球を取り替えることができる場合があります。それぞれ見ていきましょう。
Q:公認球とはどんな球のこと?
答え:テストに合格しリストに載っている球のこと
解説:公認球とはR&AまたはUSGAのテストに合格した球のことです。「公認球リストに掲載されている球を使用しなければならない」というローカルルールが制定されている競技では、そのリストに掲載されている球を使用しなければなりません。
Q:球はいつでも取り替えられる?
答え:ホールとホールの間や、救済処置の際に取り替えられる。
解説:原則としてホールのプレー中は球を取り替えることができないが、ホールとホールの間では球を取り替えられます。また、規則に基づいて救済処置を受ける場合は球を取り替えることができます。たとえば、道路からの救済、ペナルティーエリアからの救済などで、取り替えが可能です。
Q:球をふけるケースとふけないケースは?
答え:球をふけないのはこの4つのケース
解説:インプレーの球を規則に基づいて拾い上げた場合、その球をふくことができます。ただし、次の4つの規則に基づいて拾い上げた球をふくことはできません。
1、球が切れたか、ひびか入ったかを確認するため。
2、自分の球かどうか確認するため。
3、他のプレーヤーのプレーの障害となるため。
4、球が救済を受けられる状態にあるかどうかを確かめるため
Q:球が切れたり、ひびが入った場合、どうすればいい?
答え:他の球に取り替えOK
解説:止まっている球が切れているのか、ひびが入っているのかを確かめたいときは、球の位置をマークして拾い上げて確認する。 ただし、球をふくことはできません。球が損傷していなければ 元の位置にその球をリプレースします。
Q:球に引っかき傷が! 取り替え可能?
答え:引っかいた、こすれたでは球は替えられない。
解説:単に引っかいた、こすった、ペイントがはがれた、色あせただけの場合は、球を取り替えることはできません。球のこすれをもって“損傷”と主張する人がいましたが、明確に取り替え不能となりました。
Q:リプレースの際に球を替えられる?
答え:リプレースでは元の球を使う
解説:使っていた球をリプレースすることが義務づけられているが、 例外も。「プレーヤーの故意ではなく、数秒以内に合理的な努力により球を取り戻すことができない場合」となっており、他の人が誤球して池に打ち込んだ場合などが、それに当たります。
Q:球をカイロで温めて使ってもいい?
答え:故意に温めて打つと失格に
解説:温めたり、こすったりして性能を故意に変えた球で、 ストロークすると失格となる。寒い冬のプレーの際、 使い捨てカイロで故意に温めるのも、もちろん違反行為です。
Q:"誤球"とはどんな意味?
答え:自分のインプレーの球以外の球すべて
解説:他のプレーヤーの球、捨てられている球、OBとなった球、紛失球となった球は誤球です。
Q:誤球をプレーしてしまった場合どうなる?
答え:2打罰を加え自分の球をプレー
解説:誤球をプレーした場合は、2打罰を加え、改めて自分の球を見つけてプレーします。誤球をストロークした打数はカウントしません。したがって、第2打地点で誤球のプレーした場合、その誤球を何回プレーしたかに関係なく、自分の球を見つけてそれを4打目としてプレーをしなければなりません。
Q:誤球したのち自分の球を発見できないときは?
答え:誤球の2打罰、紛失球の1打罰、合計3打罰で別の球をプレー
解説:誤球したあと、3分以内に自分の球を見つけることができなければ、その自分の球は紛失球。1打罰を加え最後に自分の球をストロークした地点に戻って別の球をプレーします。例えば、第2打地点で誤球のプレーをし、自分の球が発見できない場合、誤球のプレーの罰の2打罰と紛失球の1打罰を加え、ティーイングエリアから5打目をプレーします。