右腰が引けず、下半身リードのスウィングに
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルファーってやっぱ飛ばしたいんですよ。もちろん飛んだからいいスコアになるとは限らないんだけど、やっぱ1発でもドライバーが当たると気持ちいいもんです。
最近はクラブの進化もあって、昔よりはずいぶんと優しく飛ばせるようになりましたが、そのクラブの性能を活かすためにはやはり効率よくパワーをボールに伝えるスウィングが必要になってきます。週刊ゴルフダイジェスト7/14号に載っていた小澤美奈瀬プロの連載「飛ばす女はお嫌いですか?」に、しっかりとテークバックでパワーを溜めるための練習方法が書かれていたので、さっそくやってみることにしました。
今回やってみたのは「秘技”右足かかとUP”」。もう「秘技」って時点でなんか効きそうな感じがするのはボクだけでしょうか(笑)。ボールを飛ばしたければテークバックでしっかりと上半身を捻転してパワーを溜める必要があります。そのときに右腰が引けたり、右ひざが伸びたりしてしまうとパワーがしっかり溜まらないんですよ。で、これを一発で解決するのが「右足かかとUP」なんですな。
やり方はとても簡単で、右足のかかとを上げたままテークバックするだけ。そうすることで右足かかとに重心が乗りすぎることがなくなり、アドレス時の右腰や右ひざの角度を保ったままトップを迎えられるんです。右腰が引けてしまうと上半身と下半身の捻転差ができないんだけど、右足かかとを上げることで右腰が引けなくなり、上半身と下半身の捻転差ができて、しっかりとパワーが溜まるということなんですね。
ボクのスウィングを考えてみると、たしかにトップでは右腰が引けてしまっているし、しかもそこから上体で打ちに行ってしまうのでまったく捻転差がなく、ドアスウィング的な動きになってしまっています。これが飛ばない理由なのかもしれないですね。
たった1センチかかとを上げるだけでも十分に効果があるらしいです。さっそく右足かかとUPをやってみたところ、たしかにこれなら右腰が引けず、右足がカベのような感じでしっかりと捻転差ができる感じ。捻転差ができていると下半身から始動しやすくなり、下半身リードのスウィングになりやすい感じもしました。トップもコンパクトになって、切り返しで変な動きも入らないですね。
この記事には書かれていなかったのですが、ボク的に右足かかとUP打法で良いな~と思ったことがありました。それがフィニッシュ。普段のボクは少し飛ばそうとか、しっかり振り切ろうとか思うとどうしても右足体重のカッコ悪いフィニッシュになることが多かったんです。
これってカッコ悪いってのはもちろんのこと、やはりボールにしっかりと体重が乗ってないってことだと思うんですよね。ボールを押し込めていないというか。
それが右足かかとを上げてショットをするとしっかりと左足に乗ったカッコ良いフィニッシュになるんですよ。インパクトのときに右足を蹴ってボールにパワーが伝わるような感じがするんです。地面反力ではないですが、右足を蹴るという感覚が初めて分かったような気がしました。
今回試した右足かかとUPですが、これはかなり効果がある練習方法だと思いました。捻転差ができるようになることで確実に飛距離アップにつながるんじゃないでしょうか。練習だけではなく、ラウンド中にもこれは使えると思います。ティショットの前に右足かかとを浮かせて素振りしたりしても効果的かも。
慣れてくれば実際に右足かかとを浮かせなくてもできるようになってくるんじゃないでしょうか。みなさんも一度試してみてください。ボクは次のラウンドでさっそくやってみようと思いま~す。