ビギナーを脱したゴルファーの前に立ちはだかるのがスコア100の壁……いわゆる“100切り”を達成するために大切なポイントとは? 今回は「洋芝のフェアウェイ」をテーマに、東京・札幌でレッスンをしているゴルフインストラクター・後藤悠斗プロに解説してもらおう。
画像: ゴルフインストラクター・後藤悠斗プロ

ゴルフインストラクター・後藤悠斗プロ

コースの芝にはいくつかの種類があり、大まかに日本芝と洋芝で分けることができる。日本のコースのフェアウェイでとくに多く採用されているのは、日本芝なら「高麗芝」、洋芝なら「ベント芝」だ。

画像: 左が高麗芝、右がベント芝

左が高麗芝、右がベント芝

100切りを目指す段階であれば、芝に種類があることは知っていることだろう。しかし「『実際、そんなに変わるの?』と思っている方もいるのではないでしょうか」と後藤は言う。

「実際は、日本芝と洋芝で打ち方の方針を変える必要が出てくるくらい、しっかりと違いがあります。まず高麗芝は葉が硬く、根が深いです。なのでボールが芝の上に乗って浮きやすいですし、多少ダフってもクラブが地面を滑ってくれやすいんです。

対してベント芝は葉が柔らかく、根も浅いんです。なのでボールが沈みやすいし、ちょっとダフったらすぐザックリになります。グリーンの芝をイメージしていただければわかりやすいですね。ちょっと刺さったらすぐベロンって芝がめくれちゃうんです。つまり高麗芝よりもダウンブロー気味に打つ必要があります」(後藤、以下同)

画像: ベント芝が葉が柔らかく、ボールが沈みやすい。なのでよりダウンブロー気味に打つ必要がある

ベント芝が葉が柔らかく、ボールが沈みやすい。なのでよりダウンブロー気味に打つ必要がある

つまりベント芝のほうが、より対応が難しいというわけだ。もし洋芝のコースでプレーすることになったら「応急処置としてボール位置を、ボール半個ぶん右にズラしてセットアップしてください」と後藤は続ける。

「ボール位置を普段より少し右側にすることで、ボールに対してダイレクトに当てていくような感じになります。洋芝だからとダウンブローの度合いを強めようとするのは、別のミスの原因になりかねないので100切りを目指すゴルファーには難易度が高いですから、ボール位置で調整するのがオススメです。

また刺さりやすいので、アプローチも可能なら転がしを選択するのがオススメですよ」

洋芝にも暑さに強い暖地型と暑さに弱い寒地型があるが、とくに多いベント芝は寒地型(なかには品種改良によって耐暑性を高めたベント芝もあるが)。つまり酷暑のなか、避暑地でゴルフをしようとすれば、ベント芝のフェアウェイに遭遇しやすくなるわけだ。夏ゴルフの際は、芝の種類のチェックを行ったうえで、後藤が教えてくれた対策法をしっかり頭に入れておこう。

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