1993年生まれ、静岡県出身の渡邉彩香(わたなべ・あやか)。2020年ツアー開幕戦で5年ぶりの復活優勝を遂げ、ツアー4勝目を挙げた。そんな彼女の選ぶ14本のクラブとは?

女子プロ随一のパワーフェードを生むクラブ選び

「アース・モンダミンカップ」で5年ぶりの優勝を果たした渡邉彩香。その復活に重要な役割を担っていたのが、このドライバーだ。

「自分の理想は、つかまえながら左に出した球が目標に向かって戻ってくるフェードで、その球を打つには小ぶりのヘッドがいいんです。大型がヘッドはポワーンとした打ち方になるけれど、小さなヘッドは“シュッ”とシャープに振れるので、球がつかまる感じがするんです」

このドライバーを使いだした2016年くらいから調子は下降気味になったが、替えることはしなかった。

「ちょっとつかまる感じのフェース向きや、強い球が出るぶ厚いディープフェース。今どきの反発系の高い音ではなく、低めのインパクト音も好みです。なによりシャープに振れる小ぶりのヘッドが気に入っていて、替えられないですね」

左サイドが怖くて球が右に出るようになった2017年からは、45.25インチを44.75インチにカットして、体の近くをよりシャープに振れるように調整して理想のフェードにこだわった。

画像: 小ぶりのヘッドでつかまえやすい! ドライバー「ツアーB J015」(9.5度)

小ぶりのヘッドでつかまえやすい! ドライバー「ツアーB J015」(9.5度)

渡邉はユーティリティやショートウッドではなく、ロングアイアンにこだわる。

「アイアンはキレで振っていけるので、“自分の振り感”とマッチしやすいんです。2年前から4・5・6番を球が楽に上がるポケットキャビティにしました」

フェードとクラブにこだわり、復活を遂げた渡邉はシードを狙う。

週刊ゴルフダイジェスト8/11号「pro's spec」より。撮影/岡沢裕行

画像: 女子プロ随一のパワーフェードを生むクラブ選び

【渡邉彩香の14本】
1W:ツアーB J015(9.5度、ツアーAD PT-6 、硬さ:X)
3W:ツアーB XD-F(15度、ディアマナ DF60、硬さ:X)
UT4:ピン G410(22度、ディアマナ DF60、硬さ:X)
4I~6I:ツアーB X-CBP(モーダス 105、硬さ:S)
7I~PW:ツアーB X-CB(モーダス 105、硬さ:S)
AW:ツアーB XW-1(48・52度、モーダス105、硬さ:S)
SW:ツアーB XW-B 無限(58度、モーダス105、硬さ:S)
PUTTER:グリッドデザイン プロトタイプ

 

This article is a sponsored article by
''.