ゴルフは現役層最多の一方で、ツアー観戦層が少なめ
全国の20代から60代までの男女3000名を対象に行われた第2回「ゴルフに関するアンケート調査」では、ゴルフを含む13種類のスポーツ(野球、サッカー、バスケットボール、卓球、テニス、ラグビー、ゴルフ、陸上競技、水泳、体操競技、柔道、ボルダリング、サーフィン)についてアンケート。ゴルフとほかのスポーツとの差異を探った。
まず見ていただきたいのが、13種類のスポーツそれぞれの経験・関心・認知の有無を調べた結果が下記グラフ(画像A)。
ゴルフは現役でプレーする層が6%と他のスポーツと比べて2~6倍高いという結果に。経験者と合計すると15%、これはテニスや水泳と同等の高い数値だ。
一方で、ゴルフのプロの試合を現地やTVなどで観戦する「関心層」は、26%で13スポーツ中11位と低めの順位に。対して、国内で高い人気を誇る野球、サッカーは、現役・経験者層の割合はそれぞれ合計しても10%に満たないが、関心層は前者が50%、後者が47%とかなり高めの数値となった。
野球、サッカーが「観戦を楽しむスポーツ」として親しまれているのに対し、ゴルフは「観るのではなくプレーして楽しむスポーツ」であることがよくわかる結果となった。
ゴルフは「お金がかかる」というイメージが多数
次の質問は、13種類のスポーツそれぞれに対して「どのようなイメージを持っていますか?」というもの。自由記述形式で回答してもらい、その結果をテキストマイニングツール(文章を単語や文節で区切り、それらの出現頻度などを解析するツール)で解析、多くの回答に見られたキーワードを抽出したという。ゴルフで多く見られたワードは以下グラフ(画像B)を参照してほしい。
「お金ーかかる」というワードの組み合わせが圧倒的多数で、そのほかにも「お金持ち」、「富裕層」など、金銭面での負担が強いイメージを持たれていることが浮き彫りとなった。「時間ー長い」、「時間ーかかる」など、プレー時間の長さを指摘するワードも上位に見られた。
以前に比べて金銭面でのハードルは下がっており、とくにコロナ禍以降は時間もお金も従来よりかからないするスループレーが注目されるなど、実は変化が起こっているが、イメージ自体に変化はないようだ。思ったよりも気軽にはじめられることは、ぜひ知っておいてもらいたいところだが……。
「これからやってみたいスポーツ」ではゴルフが全体2位に
ただ、そうはいってもゴルフに興味のある人は多い。「これからやってみたいと思うスポーツ」を前述した13種類に限らず自由回答で質問した結果が以下の表(画像C)。
テニスと僅差でゴルフが全体2位にランクイン。性別・年代別で見てみると、男性では20代で2位、30代以降の年代ではゴルフが1位を占めている。女性の場合もすべての年代で上位5位にランクインするなど、ゴルフ自体への興味は性別、世代を問わず高い結果であることがわかった。
生涯楽しめるのがゴルフの持つ魅力の一つ。興味を持ったら、ぜひ一度トライしていただきたい!