海外の公式サイトで発表されたテーラーメイド「P700」、ミズノ「JPX」と人気のアイアンシリーズの新作情報が発表された。いったいどのような性能になっているのか、見てみよう。

P700シリーズに新たな3モデルがラインナップ

テーラーメイド、そしてミズノのニューモデルアイアンがそれぞれ米国ほか海外の公式サイトでお披露目となった。

画像: テーラーメイド「P770」(左)など3モデル、ミズノ「JPX921フォージド」(右)など4モデルが、それぞれ海外の公式サイトで発表された(写真は米国テーラーメイド公式サイト、米国ミズノ公式サイトより)

テーラーメイド「P770」(左)など3モデル、ミズノ「JPX921フォージド」(右)など4モデルが、それぞれ海外の公式サイトで発表された(写真は米国テーラーメイド公式サイト、米国ミズノ公式サイトより)

まずテーラーメイドのアスリート向けアイアン、P700シリーズに「P770」、「P7MC」、「P7MB」の3モデルが新たにラインナップ。

P770は、既存のP790の飛距離性能と寛容性を維持しつつ、さらにコンパクトなヘッドサイズを目指したアイアン。P790と比べるとトップラインが薄い、オフセットが少ない、ブレードの長さが短いなどの違いがあり、より目の肥えたプレーヤーにフィットするよう設計されている。

画像: P770(写真は米国テーラーメイド公式サイトより)

P770(写真は米国テーラーメイド公式サイトより)

P790と同様に中空構造で超薄型のフォージドフェースを採用。コンパクトになることで本来失われてしまうはずの許容性は、46グラムものタングステンウェートを内蔵することで補っているという。ロフトは7番で33度だ。

P7MCとP7MBはツアープロの意見を採り入れてデザインされた、さらにアスリート志向な性能を持つアイアン。P7MBはマッスルバックで操作性が高く、ロリー・マキロイ、ダスティン・ジョンソンらが使用するP730の後継に当たるモデル。二人の要求をもとに、P730と比較してブレード長が長く、オフセットはより減少しているという。ロフトは7番で35度だ。

画像: P7MB(写真は米国テーラーメイド公式サイトより)

P7MB(写真は米国テーラーメイド公式サイトより)

P7MCは、P7MBと同様にクラシックな形状と最小限のオフセットを有するアスリート向けアイアンだが、キャビティ形状を採用することで寛容性も持ち合わせている。ロフトは7番で34度だ。

画像: P7MC(写真は米国テーラーメイド公式サイトより)

P7MC(写真は米国テーラーメイド公式サイトより)

JPXシリーズのニューモデルは4種ラインナップ

ミズノからはJPXシリーズの新作「JPX921フォージド」、「JPX921ツアー」、「JPX921ホットメタル」、「JPX921ホットメタルプロ」の4モデルが発表となった。

2018年に海外向けに発売された前作JPX919シリーズの後継に当たるモデルで、前作のJPX919に関しては当初日本では未発売だったが、のちにブルックス・ケプカが使用した「JPX919ツアー」が限定販売されていた。

JPX921フォージドはミズノとしては初となる、クロモリ4120鋼をフルボディに使用した鍛造アイアン。これによってフェースが最大0.5ミリ薄くなり、より初速がアップしているという。

画像: JPX921フォージド(写真は米国ミズノ公式サイトより)

JPX921フォージド(写真は米国ミズノ公式サイトより)

前作よりもブレード長が短く、オフセットも減少してコンパクトな形状に進化。トウ側に重量を配分することでオフセンターヒット時の寛容性を最大限高め、CNCミルドされたバックフェースの溝によって安定性も増している。ロフトは7番で31度。

JPX921ツアーは、JPX921フォージドをベースにしつつ、よりアスリート向けの性能にしたモデル。前モデルでも評価された精度に加えてオフセンターヒット時の安定性も確保され、キャビティパッドを厚くすることでよりソフトな打感を実現。短い番手ではソールを狭くするなどの番手別設計もなされているという。ロフトは7番で34度。

画像: JPX921ツアー(写真は米国ミズノ公式サイトより)

JPX921ツアー(写真は米国ミズノ公式サイトより)

JPX921ホットメタルは、飛距離性能を高めたアイアン。フェース厚の分布を最適化することにより反発係数(COR)の高いエリアを最大化するCORTECHフェースを採用し、ボール初速を向上。さらにワンピースのカップフェース構造を採用することでさらにフェースのたわみを強めている。

画像: JPX921ホットメタル(写真は米国ミズノ公式サイトより)

JPX921ホットメタル(写真は米国ミズノ公式サイトより)

JPX921ホットメタルプロは、性能面ではホットメタルと同様だが、オフセットが少なくよりコンパクトな見た目になっているという。ロフトはホットメタル、ホットメタルプロともに7番で29度と飛び系の部類だ。

画像: JPX921ホットメタルプロ(写真は米国ミズノ公式サイトより)

JPX921ホットメタルプロ(写真は米国ミズノ公式サイトより)

テーラーメイドとミズノ、どのモデルも気になるが、肝心なのは日本での発売があるのかどうか。テーラーメイドのPシリーズは日本でも発売されているし、JPXも海外モデルだったのが、現在はJPX200Xというカタチで国内展開されている。

テーラーメイド、ミズノともに人気メーカーだけに、引き続き続報を待ちたいところだ。

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