アプローチでピタリと寄せてワンパットで沈める「寄せワン」。アマチュアがスコアメークするためには、なんとかその確率を高めたいものだが、これがなかなか難しい。そこで、関東在住匿名5下シングル氏に、寄せワンをとるための“考え方”を教えてもらった!

ベタピンやチップインを狙おうとしない

ピンまで残り15ヤード。ボールは絶好のライ。傾斜はゆるやかな上り。こんな状況のとき、どんなことを考えますか?

なんとかピタリと寄せたい、あわよくばチップインだって狙いたい。そんな風につい考えたくなる状況です。

ツアー中継なんかを観ていても、よくこういう場面がありますよね。「ここは狙ってくるでしょう」なんて解説の方が言って、観ているこちらも手に汗握る。でも、大抵入らないですよね(笑)。

ごくごく一握りのゴルファーしか出られないプロツアーの、その週もっとも調子がいいプロたちですら、そうそうチップインバーディ! なんてことはありません。

画像: アプローチで考えるべきこととは?(撮影/増田保雄)

アプローチで考えるべきこととは?(撮影/増田保雄)

では、最初の質問に戻って、絶好の残り15ヤードから、我々アマチュアゴルファーはなにを考えるべきなのでしょうか。

正解は人それぞれあると思いますが、私の場合は「パーパットが打てる場所で止めよう」と考えます。理想をいえば、ピンから1.5メートル圏内に入ってほしい。それがクリアできれば十分です。プロだって50センチ以内に寄せられたらナイスアプローチ。アマチュアなら1.5メートルは高望みなくらいです。

それでも、チップインを狙ったり、ベタピンにつけようと考えた場合に比べれば、ずいぶんとラクな気持ちでアプローチすることができます。結果、ゆるんでチャックリ、力んでトップ、みたいなスコアを崩すことにつながるミスは出にくくなるんです。

3打目のアプローチの目的は、次にパーパットを打つこと。言い換えれば、パーの可能性を残すことです。ザックリやトップなどの致命的なミスが出れば、パーの可能性は限りなくゼロに近づいてしまいます。

パーパットが入る可能性は50%だって構わない。ともかく、次パーパットが打てる場所にボールを運ぶ。それができれば、結果的に寄せワンが増え、スコアも整ってくると思います。

1点だけ注意したいのは、できれば上りのラインを残すことです。

このケースだと、仮にピンを1.5メートルオーバーして止まったとしたら、下りの油断できないパットが残ります。どちらかに切れるラインになれば、難度は上りの2メートルよりもぐっと上がります。場合によっては、3パットどころか4パットの危険性も高まるんです。

ベタピンを狙わないのは、「手前の1メートルでOK」と思える心の余裕を作るため。パッティングはとにかく上りが有利なんです。上手いプレーヤーほどそれを徹底しています。

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