PGAツアープレーオフ初戦「ザ・ノーザントラスト」の2日目でツアー史上12回目となるスコア50台を叩き出したツアールーキー、スコッティ・シェフラー。そんなシェフラー、クラブセッティングもすごい!?

7つのメーカーが混在するセッティング

PGAツアープレーオフ初戦「ザ・ノーザントラスト」はダスティン・ジョンソンが2位と11打差をつけるトータル30アンダーでの圧倒的な勝利で幕を閉じたが、もう一人、歴史に残るスコアを叩き出した人物がいる。スコッティ・シェフラーだ。

画像: プレーオフ初戦「ザ・ノーザントラスト」2日目にスコア「59」を叩き出したスコッティ・シェフラー(写真/Getty Images)

プレーオフ初戦「ザ・ノーザントラスト」2日目にスコア「59」を叩き出したスコッティ・シェフラー(写真/Getty Images)

24歳のシェフラーはザ・ノーザントラスト2日目にスコア「59」を記録。50台のビッグスコアが記録されたのはツアー史上、シェフラーで12回目となる。

そんな彼のクラブセッティングが注目を集めている。クラブ契約フリーのシェフラーの14本は、なんと総勢7メーカーのクラブで構成されているのだ。

ブルックス・ケプカをはじめ、クラブ契約フリーでツアーを戦う選手も一定数いるが、7メーカーものクラブが混在しているのはかなり珍しい部類。そんなシェフラーのセッティングをご紹介しよう。

セッティング写真はこちらの記事から↓

まずドライバーはピンのG400LST。最新のG410シリーズではなく、2017年に発売されたモデルを使用している。

3番ウッドにはジュニア時代から愛用するナイキのVR PROリミテッドを採用。シェフラー本人も「ヴィンテージ」と称するこのクラブについて、2019年にpgatour.comが行ったインタビューでこう語っている。

「最近の3番ウッドは僕にとっては飛び過ぎなんです。(VR PROリミテッドは)シンプルで良い感じ。これより良いモノはまだ見つかっていないですね」(シェフラー)

インタビューから時が経ち、ピンの最新モデル、G410フェアウェイウッドを採用することもあるようだが、クラブに対するこだわりを感じさせる。

そしてアイアンのセッティングも面白い。一番上にはスリクソンのユーティリティアイアン、Z U85の3番を採用。そのすぐ下には同じくスリクソンのZ785の4番アイアンを一本だけ挿し、5番からPWまではテーラーメイドのP730をバッグに入れている。

ウェッジは3本バッグに入れているが、これも2メーカーが混在。50、55度はキャロウェイのマックダディ4、そして60度はアメリカの地クラブメーカー、アーティザンゴルフのウェッジを採用している。

この60度のウェッジにもシェフラーのクラブ選びに対するこだわりが表れている。というのも、アーティザンゴルフを立ち上げたマイク・テーラー氏は、かつてのナイキゴルフでタイガー・ウッズのアイアンを研磨していた熟練のクラフトマン。

シェフラーの採用するウェッジもそのテーラー氏のデザインで「彼と一緒に働くのが好きなんだ」と前掲のインタビューで語っている。

パターはスコッティ・キャメロン(タイトリスト)のニューポートプロトタイプ、ボールはタイトリストのプロV1を使用。こだわりのクラブたちを手に、ルーキーイヤーにして6回のトップ10入りを果たし、現在のフェデックスカップランクも14位のシェフラー。今週末は彼の活躍にも注目だ。

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