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1988年生まれ、愛知県出身の服部真夕(はっとり・まゆ)。ツアー通算5勝。制度の高いショット力が武器。ここ数年はアプローチイップスに悩まされていたが、復活の兆しが見え始めた。そんな彼女の選ぶ14本のクラブとは?

アプローチイップスを克服するための秘策。“50ヤード以下は左打ち”

ツアー通算5勝を誇る服部真夕だが、2019年は8試合のレギュラーツアーに出場して予選通過はゼロ。その原因は6年ほど前から兆候が出始めたアプローチイップスだ。そんな服部のバッグの中に気になる1本が入っている。

「克服するためにアプローチを左打ちにしたんです。昨年(2019年)の12月にキャディの呉本里恵子さんに勧められて、50ヤード以下は左打ちです」

なんとか試合で戦うために、アプローチはウェッジ、ユーティリティ、パターの3本態勢でやっていたが、それでも対応することができなかった。ある意味で悩み尽くした結果、左打ちでのアプローチに行き着いた。

「やってみると意外と上手く打てるというか、右で打つときのようなミスが出ないんです。これは使えるかもと思いました。そうしたら今年のアース・モンダミンカップで予選を通過することができたんです」

画像: 練習用じゃなく試合で使うための左打ちウェッジ。SW「キャロウェイ MACK DADDY4」(56度)

練習用じゃなく試合で使うための左打ちウェッジ。SW「キャロウェイ MACK DADDY4」(56度)

じつに2018年以来、約2年ぶりの予選通過は確かな光明と言える。グリーン周りでユーティリティやパターを手にするだけでもプロとしてのプライドが邪魔していたに違いない。それを左打ちでアプローチをするという決断をした服部には本当の意味でのプロ魂を感じる。

結果を出してこその挑戦だが、もはや怖いものなんてない。新しいスタイルを確立するパイオニアとして完全復活を目指す。

週刊ゴルフダイジェスト9/15号「pro's spec」より。(撮影/大澤進二)

画像: アプローチイップスを克服するための秘策。“50ヤード以下は左打ち”

【服部真夕の14本】
1W:ピン G400(9度、ツアーAD VR-5、硬さ:S)
3W:ピン G400(17.5度、ツアーAD VR-5、硬さ:S)
UT3・4・5:ミズノ GX(19度・21度・23度、アッタス Panch7、硬さ:S)
6I~PW:ミズノプロ 719(N.S.PRO 850GH、硬さ:R)
AW:Juice(ジューシー)(51度・58度、N.S.PRO 850GH、硬さ:R)
SW:キャロウェイ MACK DADDY4(56度、N.S.PRO 850GH、硬さ:R)
PUTTER:オデッセイ オーワークス

画像: 週刊ゴルフダイジェスト 2020年 09/15号 比嘉一貴プロによるルイ・ウエストハイゼンのスウィング分析特集でスタートする今号。巻頭カラーレッスンは「振れー振れー!リミッター解除 そのコツを公開」です。とにかく振り切ってヘッドスピードを上げて飛ばす、そのポイントを解説します。レッスンでは「ミスした後のショット成功術」「『フェアウェイウッドが苦手』飯田哲也さんの悲願を笑顔に!」「リズムでつかむパットの距離感」などもラインナップしています。ギア特集の「“広反発”ドライバー 打点をズラして実験」や「ゴルファーの知らないEVの世界」なども興味深い特集ですね。ぜひお読みください。(紙雑誌と一部紙雑誌と内容が違う場合があります。ご了承ください) www.amazon.co.jp

週刊ゴルフダイジェスト 2020年 09/15号

比嘉一貴プロによるルイ・ウエストハイゼンのスウィング分析特集でスタートする今号。巻頭カラーレッスンは「振れー振れー!リミッター解除 そのコツを公開」です。とにかく振り切ってヘッドスピードを上げて飛ばす、そのポイントを解説します。レッスンでは「ミスした後のショット成功術」「『フェアウェイウッドが苦手』飯田哲也さんの悲願を笑顔に!」「リズムでつかむパットの距離感」などもラインナップしています。ギア特集の「“広反発”ドライバー 打点をズラして実験」や「ゴルファーの知らないEVの世界」なども興味深い特集ですね。ぜひお読みください。(紙雑誌と一部紙雑誌と内容が違う場合があります。ご了承ください)
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