ドライバーより軽いものを振ることで脳が”速く振れる”と認識する
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。僕も50歳を過ぎちゃって、ラウンド中やラウンド後には体力の衰えを感じるようになってきました。もちろんヘッドスピードも若い頃に比べれば2~3m/sくらいは落ちています。
ただね、僕の場合、昔はかなりのコスり球スライサーで飛ばなかったのですが、最近はギアの進化とともに、けっこうつかまった球が打てるようになり、飛距離的には若い頃と同じか、もしくは今のほうが飛ぶような感じなんです。
ってことは、昔のようなヘッドスピードに戻すことができたら、さらに飛距離は伸びるってことじゃないですか。やっぱいくつになっても飛距離は欲しい! 月刊ゴルフダイジェスト10月号の巻頭特集に、そんな僕にピッタリな「50歳からのヘッドスピードアップ大作戦!」なんていう記事がありました! その記事の中から、簡単にできそうなものを試してみることにしました!
やっぱね、いくらヘッドスピードが上がると言っても、ハードな練習とかは続かないじゃないですか。なので記事の中でも気軽にできる、素振りでヘッドスピードを上げるってのにチャレンジ! しかも普通の素振りではなくてホースを使った素振りです。重いバットや素振り用の器具、ホウキなどいろいろと素振りをして比べてみたらしいのですが、その実験ではホースでの素振りが一番ヘッドスピードが上がったらしいんです。やり方は簡単で、適当な長さのホースの先を結んで、その反対側を持ち10回ほど連続素振りするだけ。これでヘッドスピードが1m/s上がったのだとか。
ホース素振りでヘッドスピードが上がる理由は
【1】軽くて振り切れるから。ドライバーよりも軽いものを振ることで脳が”速く振れる”ってことを認識するらしいです。
【2】ヘッドが効いているから。先が結んであって重いので、ドライバーと似たような感覚で振ることができる。
【3】切り返しのタイミングがわかる。しなりを感じることができるので、タメを作って振る感覚を覚えられる。
なるほど、こりゃホース素振りをやるしかないでしょ! って思ったのですが、そこでハッと気付きました。そういえば僕は素振り用のホース持ってるなと。実は数年前に畑岡奈紗プロがホース素振りをずっとやってるってことを知って、近所のホームセンターでホースを買ってたんですよ。ただ、相変わらずの三日坊主で、ちょっとやっただけで放ったらかしにしていました。それを引っ張り出してきてまた使ってみることに。
僕は今までホースの先を結んでなかったので、今回は記事にあったように先を結んで使ってみました。10回ほど連続素振りしてみましたが、たしかに先が結んであるとヘッドが走るような感覚が分かります。手だけで振ってもスムーズに振れないのでしっかり体を使わないといけないし、そうすることで自然とタメができる感じもしますね。
ホースでの連続素振りをしてからボールを打ってみました。ホース素振りの前のヘッドスピードは42.2m/s。
これはいつもの僕のヘッドスピードで、かなり調子が良くてやっと43m/sになるかならないかってとこです。で、素振りの後のヘッドスピードがこれ。
なんといきなり44.1m/sに! これには驚きました。グニャグニャのホースを振った後にクラブを振ると、シャフトがフニャフニャに感じられるんですよ。そのことでタメができるのか、それともしっかりと振り切れるようになるのか、理由はわかりませんが、特に速く振ろうとしなくても勝手にヘッドスピードが上がりました。
少しヒール気味に当たったので飛距離はそんなに伸びていませんが、ボール初速も約2m/s上がっているので飛距離は確実に伸びそうです。ホース素振りがこんなに即効性があるなんて驚きでしたね~。
これは一時的なものでしょうが、毎日ホース素振りを続けたり、練習のときにショットとホース素振りを交互に繰り返したりすると、だんだんヘッドスピードは上がっていくんじゃないでしょうか。効果には個人差はあるでしょうが、一度試してみる価値はあると思います。だってホースなんてホームセンターで好みの長さに切って打ってくれるし、数百円で買えるから、かなりコスパ良いしね。
記事によると使っているドライバーより60~90グラム軽いくらいが良いらしいので、そのくらいの重さになるように調整して挑戦してみてください!