2018年、デビュー戦の「アクサレディス」でいきなり首位スタートしてトップ10入り(10位タイ)するなど、鮮烈なスタートを切った三浦桃香。その後、2019年のプロテストを原因不明の発疹で棄権するなど苦しい時間を過ごしていたが、現在開催中の男子下部ツアー、AbemaTVツアー「PGM Challenge II 2020」に推薦を受けて参戦中。そんな三浦に話を聞いた。

「人は人なので」年下世代の活躍にも焦らず自分のできることをやる

三浦に現在の活動について聞くと、こんな答えが帰ってきた。

「紫外線に弱いので、連続して外で練習できないんです。1日おき。お医者さんから止められていて、体が痛くなったり。今、我慢すれば、来年、再来年はよくなるかなと。ジムのトレーニングとかはやっていて、飛距離は3ヤードくらい伸びました。265(ヤード)くらい」

体調面は万全ではないが、それでもやれることをやる、と前向きだ。プロテストを棄権したことで現在は活動の場も限られているが、コロナ禍のなか今まではやっていなかった自炊をはじめて体調面に気を配るなど「自分を見つめ直す時間になった」と語る。

画像: 強くてかわいいゴルファーとして注目を集めた三浦。現在は着々と腕に磨きをかける日々を過ごしている

強くてかわいいゴルファーとして注目を集めた三浦。現在は着々と腕に磨きをかける日々を過ごしている

笹生優花ら自分より年下の世代の台頭も「人は人なので」と焦りはない。それよりも、「今できること、足りないものを克服したり。最大の目標はプロテスト合格ですが、テスト(の日程)も決まっていないので」という。

コロナ禍でプロテストのスケジュールは依然として白紙。現在の規定では、プロテストを通らなければ女子ツアーの予選会にあたるQTも受験できないため、焦らずそこに向けて自分の腕に磨きをかける日々を過ごしているようだ。そんな中、下部とはいえ男子ツアーに出場。この試合の目標を聞いてみたら、「周りに迷惑をかけないこと」としつつ、予選を通過したいと力強く語った。

画像: 飛距離265ヤードと女子のなかでは屈指の飛ばし屋の三浦も、男子にまじればもっとも飛ばない選手となる。「迷惑をかけないように」と言いながらも、目指すは予選通過だ

飛距離265ヤードと女子のなかでは屈指の飛ばし屋の三浦も、男子にまじればもっとも飛ばない選手となる。「迷惑をかけないように」と言いながらも、目指すは予選通過だ

「予選通過して3日間プレーして、AbemaTVで見てもらえたら。AbemaTVから(出場しないかと)声をかけられて即やりたいと答えました」

ただ、女子ツアーでは「一番飛ぶほう」の三浦でも、男子に混じれば当然ながらセカンドオナー。グリーンのスピードも女子ツアーよりも速く、予選通過は決して簡単ではないだろう。それでも挑戦する理由を、三浦はこう語る。

「応援して下さるファンが多いので、少しでもSNSに出すとコメントが150件くらい来るんです。6日前のだと200件、だいたいそれくらい」

三浦のインスタグラムには、三浦を応援するコメントが多数寄せられる。その気持ちに応えたいという思いは強い。華やかなデビューからまだ約2年半の黄金世代。プロテスト合格、ツアー再挑戦に挑む、三浦桃香の戦いに注目だ。

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