上手くなる「成長マインドセット」と停滞する「硬直マインドセット」あなたはどっち？ 簡単チェックで判定しよう！

伸び悩んでいる方へ勧めるマインドセット

現在ゴルファーとして伸び悩んではいませんか？ もしかするとあなたを現状に踏みとどまらせ、レベルアップをさまたげているものが今回紹介するマインドセットかもしれません。

さて、あなたはマインドセットという言葉を聞いたことがあるでしょうか？ マインドセットとは簡単に言えば思考の癖や思い込みのことを指します。

そして、ここでチェックしてもらいたいのはあなたが「成長マインドセット」と「硬直マインドセット」どちらのマインドセットを持っているかということです。

スタンフォード大学心理学教授であるキャロル・S・ドゥエックは長年の歳月をかけ、“成果を出し続けたアスリートやビジネスパーソン”がどのようなマインドセットを持っていたかを研究した結果、成果を出す人は「成長マインドセット」を持っていたと言っています。

成長マインドセットとは簡単に言えば“やればできる”というマインドで努力することで能力や才能は伸ばせるという信念があります。結果や評価ばかりにとらわれずに「成長」「レベルアップ」「努力」「やりきる」「楽しむ」「チャレンジ」などのプロセスを大事にするしなやかな考え方のことを指します。

キャロル教授はタイガー・ウッズも成長マインドを持っていたアスリートの一人だと指摘しています。成功することは勝つことではなく、最善をつくすことであり、ウッズ本人も「大切なのは自己のベストゴルフを追求することだ」と述べています。

また、硬直マインドセットは自分の才能や能力は固定的で変わらないという信念があり、 「結果や他者評価を優先するマインド」のことです。少しでも優秀だと思われたい、ミスはできるだけしたくない、チャレンジして失敗したくない、才能がある人には勝てないというように未来の結果に囚われ、同伴者や友人やコーチなど周りの目線や評価ばかりを気にしてしまいます。

そして、失敗を恐れるあまりになかなか行動できないから成長促進されないのです。ゴルファーとして現在頭打ちという人は現在のマインドが硬直側によっている可能性があります。

成長マインドセットか、硬直マインドセットかを判定してみよう

それではあなたがゴルフをする上でどちらのマインドセットの傾向があるかを次の簡易チェックで見ていきましょう。チェックリストA、Bについてすべて〇か×で答えてみましょう。

【チェックリストA】
☐チャレンジはできればやりたくない
☐壁にぶつかるとあきらめがち
☐努力することはあまり好きではない
☐他者評価やライバルの結果がすごく気になる
☐ゴルフの内容よりスコアが大事

【チェックリストB】
☐チェレンジすることが大事
☐壁にぶつかることが成長する上で大切
☐努力することが楽しいと思える
☐他者評価より自己評価が大切だ
☐スコアと同じくらいゴルフの内容も大事

チェックリストAとBをチェックし、Aの方に〇が多かった方は「硬直マインドセット」、Bの方に〇が多かった方は「成長マインドセット」の傾向にあります。あなたはどちらのマインドセットだったでしょうか？

現代人の私たちはどうしても硬直マインドセットになりがちです。こどもの頃から学業ではテストの点数や学年順位を評価され、スポーツでも「結果がすべて」と努力しても結果がでなかったらその努力も肯定されずに否定される。仕事でも同じようなことが日常で起こっているとすれば硬直マインドセットにならざるをえません。

ゴルフでも仕事でもどうしても他者と比較し、他者評価を気にし、結果主義となり「結果やスコアが大事」となりがちです。結果や評価ばかりにフォーカスすると何が起こるのか？ 結果が出てないと落ち込み、やる気が低下し行動やチャレンジにブレーキがかかります。成長マインドセットの人は結果が出てなくてもそれを良い機会ととらえ、変化やレベルアップの糧にしようと思考します。

この記事をみて成長マインドセット側に寄せていきたいと感じた方はゴルフの練習やラウンドをした日に次のワークをすることがおすすめです。非常にシンプルで「今日の気づきや進歩、チャレンジを3つ書く」というワークです。スコアがでなくても、ショットの調子が良くなくても日々、何かしらの小さな気づきや進歩はあるものです。それらを書き記すことで自分の行動や進歩を認めることが「成長マインドセット」につながります。

ぜひ、参考にしてみてください。