デシャンボーはひたすら調整。DJはコロナ陽性。タイガーは超多忙
マスターズまで「試合に出ない」と宣言したのは全米オープンに続くメジャー2連勝を狙うブライソ
ン・デシャンボーだ。
「中断されていたツアーが再開されたときを思うと、ゴルフをしない時期があったからこそいいプレーができたという実感がある。いまは調子が良いし自信があるからぶっつけ本番でもまったく問題
はない。実際どうなるかはわからないけれどこういう調整法が自分に合っているのかどうか試す良い機会」と自信満々で語ったデシャンボー。
ゴルフをしない時期という表現を使うがそれは試合に出たりプライベートのラウンドをしなかったという意味。ジムでのトレーニングと練習場でのハードワークは当然続けてきたし今後も続けていく。
「特に取り組みたいのがスウィングスピードを上げること。今後48インチのドライバーを使う予定なので、長さに負けずそれに見合ったスピードを出す訓練をしている。これからもどんどん新しい道具を取り入れていくよ」
ぶっつけとはいえ大会前に1度「友達と11月のオーガスタで視察プレーをしてくる」予定だという。
心配なのがDJことダスティン・ジョンソンとトニー・フィナウ。世界ランク1位のDJは全米オープンで6位タイに入ってから試合に出ておらずCJカップで復帰するはずだった。
しかし前の週の日曜日に体調を崩し1度目の検査では陰性だったが2度目の検査で新型コロナウイルス陽性となり欠場。復帰はマスターズ前週のヒューストンオープンが有力とみられている。フィナウも新型コロナウイルス感染が明らかになりマスターズに向けた調整が遅れそうだ。
一方、ディフェンディングチャンピオンのタイガー・ウッズは全米オープンで予選落ちしたあと自身の設計事務所が出掛けたコースのオープンやチャリティイベントなどで忙殺されており、マスターズ前に出場を予定しているのは次週カリフォルニア、シャーウッドで行われるZOZOチャンピオンシップのみ。
近年出場試合を絞っているとはいえ直近の11週間で6ラウンドはかなり少ない。だが10年にはマスターズ前に1試合も出場せず4位タイに入っており本人とって連覇は想定内といったところか。
カウントダウンはすでにはじまっている。