PGAツアー公式サイトが、「宮本から松山へ 日本のPGAツアーの歴史を見よ」と題した記事を、今週開幕するZOZOチャンピオンシップの開幕に先駆けて再公開している(元記事は2019年10月公開)。松山英樹に続いていく偉大なる先人たちの歩みを詳細に記したその記事には、どんな選手の名前が出てくる?

記事は、PGAツアーで5勝を挙げ、世界ゴルフ選手権に勝った初めてのアジア人である松山英樹を「おそらく日本史上最高の選手」としながらも、松山の前に偉大なる先人たちがいたことを伝えている。

画像: PGAツアーを主戦場とし、同ツアーで通算5勝を挙げている松山英樹(写真は2020年のWGCメキシコ選手権 撮影/姉崎正)

PGAツアーを主戦場とし、同ツアーで通算5勝を挙げている松山英樹(写真は2020年のWGCメキシコ選手権 撮影/姉崎正)

記事で紹介されているのは、まず1929年に初めて海外のツアーイベントに参加した宮本留吉に安田幸吉、日本人初の海外メジャー予選通過者となった中村兼吉、1936年に9試合に出場し4試合でトップ10に入った戸田藤一郎、戸田とともにマスターズに出場し、20位タイにつけた陳清波、浅見緑蔵といったレジェンドたち。

画像: 左から浅見緑蔵、宮本留吉、安田幸吉、戸田藤一郎、陳清波。1929年以降、海外のツアーイベントにいち早く出場していた日本人選手たちだ

左から浅見緑蔵、宮本留吉、安田幸吉、戸田藤一郎、陳清波。1929年以降、海外のツアーイベントにいち早く出場していた日本人選手たちだ

そこから時代は下り、1983年に日本人として初めてPGAツアーに勝った青木功。そのライバルとして、「日本ツアーを中心に戦いながら、メジャーで複数回トップ10に入った選手」として、中嶋常幸、尾崎将司の名前も挙げられている。

近年では、ツアー3勝を挙げた丸山茂樹を「そのキャラクターで大人気になった」と紹介。PGAツアー優勝者として今田竜二、小平智の名前もあり、石川遼も「145試合に参戦し、11回のトップ10、2回の準優勝を記録した」(※記述は元記事が掲載された2019年10月22日時点)と紹介されている。

宮本らが初めて参戦してから91年。日本から数多くの優れたゴルファーたちが海を渡り、PGAツアーに爪痕を残してきた。その最先端で今も道を切り開いているのが松山英樹ということなのだ。

今週のZOZOチャンピオンシップには、松山以外にも今平周吾、石川遼が世界ランク上位選手として、星野陸也がフジサンケイクラシックの優勝者として資格を満たして参戦。スポンサー推薦枠からは、堀川未来夢、関藤直熙、金谷拓実の6選手が参戦する。

1929年から続く日本選手のPGAツアー挑戦の歴史。新たな1ページは描けるかーー。

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