R&AとUSGAのドライバー適合ヘッドリストへの追加が確認されたのは、ミズノのニュードライバーと思われる「ST-X」と「ST-Z」の2モデル。
ロフトのバリエーションは、ST-Xが10.5と12.0度、ST-Zが9.5と10.5度。ST-Zに関してはレフティモデルの存在も確認できた(ロフトは9.5度のみ)。
モデル名とコスメの類似点からも、ミズノが「世界戦略」を掲げて注力する現行モデル「ST200」シリーズの後継にあたるモデルの可能性が高いだろう。
メーカーからの発表がないため性能の詳細は不明だが、掲載画像から確認できる2モデルの最大の違いは、ウェート位置。ST-Zがソール後方のもっとも深い位置に配されているのに対し、ST-Xはヒール寄り。
現行モデルとはウェート形状が異なるものの、ST200のウェート位置はソール後方の一つのみ、ST200Xはそれに加えてヒール寄りにウェートビスが搭載されていたことから、ウェート位置に限っていえば、ST-ZはST200、ST200Xは後者の系譜であることが予測できる。
また、掲載画像からの確認は困難だが、ソール部には「ウェーブテクノロジー」という文言が書かれていると掲載リストには記述されている。これはST200シリーズにも搭載されていた、フェース周辺の溝によってフェースのたわみを増幅させる「ウェーブテクノロジーソール」を指すものと思われる。
ただ、現行モデルのST200シリーズではフェースに沿うよう直線的に溝が配されているのに対し、ST-XとST-Zでは溝の形状は台形に変化している。これがボール初速にどのような影響をもたらすかも気になるところだ。
現状新たなSTシリーズは2モデルのみリストオンが確認できたが、現行のST200シリーズには第3のモデル「ST200G」(日本では未発売)もラインナップされている。新たなSTシリーズにも追加モデルが投入されるのかも含め、今後の情報に注目だ。