ツアー屈指の美女プロとして知られる脇元華が、飛ばし屋に変身だ。本日開幕の樋口久子 三菱電機レディスでは飛ばし屋の松田鈴英と同組で、アウトドライブするシーンも。現地からレポート!
昨年から飛距離アップに取り組んでいた脇元華。昨年のドライバー平均飛距離は231.42ヤードで全体の78位と、飛距離アップが顕著な女子ツアーにあって、決して飛ばし屋といえるほどではなかった。
今日同組でプレーしている松田は昨年の平均飛距離が253.41ヤードで3位。20ヤード以上水を開けられていた。それが、今日は松田を10ヤードから15ヤードアウトドライブすることも。
7番ホールでは、もう一人の同伴競技者で昨年平均248.47ヤードの飛ばし屋・宮田成華が「すごい飛んでるね。30ヤードくらい伸びてるんじゃない?」と脇元に声かける様子も見られた。
紛れ当たりではなく、平均して組のなかで一番飛ばしているようだ。
現地でプレーをウォッチするプロゴルファー・中村修は言う。
「昨年は切り返しでクラブから動き出していましたが、下半身の力で回転力を得てクラブが体に巻きつくようになりスピードがアップしています。しっかりとボールを押せるようになった印象」(中村)
今シーズン開幕後は予選落ちも目立った脇元だが、直近の富士通レディース2020では10位タイと結果を出している。飛ばし屋になった新星・脇元華に注目だ。
撮影/姉崎正