アンディ・オグルトゥリーがSNS上で公開した手紙には「2008年2月20日」の文字。現在オグルトゥリーは22歳なので、この手紙を執筆した当時は10歳の頃だ。
手紙には将来の夢について綴られているのだが、オグルトゥリー自身が大切に保管していたというわけではない。なんでも数年前、当時小学3年生だったオグルトゥリーの先生が古い書類を整理していたところたまたま発見し、母に渡してくれたのだそう。
いつか息子はプロゴルファーになると信じていた母は、その手紙を額縁に入れ、オグルトゥリーの部屋に飾っていたのだという。
その手紙の内容に目を通して見ると、冒頭から「大人になったらプロゴルファーになりたいと思っています」と将来の展望を語る幼き日のオグルトゥリー。その理由が「(プロゴルファーたちは)大金を稼いでいるからです。旅行もたくさんできるしね」と、クレバーさと子どもらしさが入り混じっているのも、なんとも微笑ましい。
Twitter: @andy_ogletree tweet
twitter.comもう一つオグルトゥリーが掲げた夢が「タイガー・ウッズと一緒にプレーすること」。こちらの夢は、アマチュアとして参戦した2020年のマスターズで既に成就。「ティーオフする前にタイガーがやってきて、私を抱擁してこう言ったんだ。『よし、やろう』って。それは決して忘れられないことの一つだと思う」と当時インタビューで語っている。
![画像: 今週末の「マヤコバゴルフクラシック」がプロデビュー戦となるアンディ・オグルトゥリー。マスターズでは夢だったタイガー・ウッズ(左)とのプレーも実現した(写真はGetty Images)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2020/12/03/3fb24597adff3136bb0c3f1f2be8da28a8bffd97_xlarge.jpg)
今週末の「マヤコバゴルフクラシック」がプロデビュー戦となるアンディ・オグルトゥリー。マスターズでは夢だったタイガー・ウッズ(左)とのプレーも実現した(写真はGetty Images)
タイガーの他にお気に入りの選手として、フィル・ミケルソン、カミロ・ヴィジェガス、セルジオ・ガルシアの名も挙げており、ガルシアにはプレー後に使用したボールをもらったことがあるそう。「僕が大人になったらそうしたいと思っています」とこちらも大切な思い出の一つとなっているようだ。
10歳の少年が抱いた「プロゴルファーになる」という夢は叶い、今週末からプロとしての戦いが始まる。