シャフト選びによってゴルフクラブの性能は左右されるもの。実力に対しハードすぎるモデルを選んでしまうと思うような結果を得られないのはもちろんだが、中でも「もしスペックが合うなら60グラム台Sフレックスがオススメです」というのは関東在住匿名5下シングル氏。一体なぜ?

流通量の多いスペックほど中古品探しや試打の際に便利

知り合いにお金持ちでゴルフが大好きという方がいます。この方の趣味が、なんといってもゴルフクラブを買うこと! お会いするたびに、キャディバッグに違うバッグがささっています。

もちろん、それもゴルフの楽しみ方のひとつなのですが、どうもハードすぎるものを勧められているようなんですね。見てみると。プロが使うようなドライバーにカスタムシャフトを組み合わせて、硬さは70グラム台のSシャフト。たしかにヘッドスピードはそこそこある方なのですが、下手するとPGAツアーのプロが使うようなスペックで、明らかにオーバースペックです。

どうもゴルフが上手くいかなくてさあとご相談をいただいたので、ちょっとクラブがハードすぎませんかねとアドバイスして、やさしいアマチュア向けのクラブをしばらく我慢して使い続けてもらったら、そこそこ結果が出たようです(笑)。

さて、私自身はといえば、やっぱりハードなスペックは使いません。使うのは、60グラム台のSシャフト。50グラム台のXでも良いのですが、それを使うのには理由があります。

「60グラム台のSシャフト」はとにかくカスタムシャフトの選択肢が豊富にあるんです。よほど軽量に特化したものとかでない限り、60グラム台のSシャフトの設定がないモデルはほぼなく、しかも球数も多い。

画像: 60グラム台Sフレックスのシャフトが、スペック的にも選択肢の幅的にも「合えば」最適!?(撮影/有原裕晶)

60グラム台Sフレックスのシャフトが、スペック的にも選択肢の幅的にも「合えば」最適!?(撮影/有原裕晶)

だから、シャフトを変えるときの基準に非常になりやすいですし、中古クラブを選ぶときの選択肢もたくさんある。試打をするにも“自分スペック“を選びやすくてラク。

ショップにいくと、もっとハードスペックを提案されることもありますが、私は身の丈に余るようなハードなセッティングよりも、これくらいがちょうどいい。

最近は、カスタムでも50グラム台が増えてきました。私もこの先年齢を重ねていくと、60グラム台よりも50グラム台が良くなる可能性がありますから、その頃に50グラム台が今より一般的になったらいいな、とひそかに思っています(笑)。

もちろん、スペックが合えばという前提ですが、なるべく一般的な、流通量の多いスペックを選んでおくと、中古クラブを探す際、試打の際などに有利なのは、覚えておいて損はないかもしれません!

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