背中の大きな筋肉を使ってクラブを上げて下ろすことで力まずに振れる
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフは飛距離じゃない! とは思いますが、やっぱドライバーは飛ばしたいっすよね。僕はドライバーでのヘッドスピードが42~43m/sなのですが、それで飛距離はだいたい230ヤード前後かな。もちろん当たれば250ヤード近く飛んだりもしますが、ミスヒットしたときには平気で210ヤードくらいになっちゃう。
ま、一般的なアマチュアのオッサンなんてこんなもんなのかな~とも思うのですが、同じようなヘッドスピードの女子プロは楽に250ヤードくらい飛ばしているんですよ。ミート率が高いということもあると思いますが、やはりコツがあるんじゃないのかな?
月刊ゴルフダイジェスト1月号の「あなたのドライバー私に勝てる?」というページに永井花奈プロの力まずに飛ばす秘訣が載っていたので、ちょっと試すことにしました。
永井花奈プロは身長155センチでヘッドスピードもおそらく41~42m/sあたり。僕よりもかなり小さいし、ちょっとヘッドスピードも遅いくらいです。だけど普通に250ヤードは飛ばしているんですよね。
そんな永井プロが飛ばすために考えていることが「クラブをボールの先で加速させたいので力みは禁物」ってことらしい。そのために「背中」を意識して、背中の左側でクラブを引っ張るように切り返しているとか。そうすることで無駄な力が入らずにクラブを下ろせるらしいです。また前傾角を維持したまま体を回転させるとクラブが加速するんだとか。どうしても手に力が入って、手でクラブを引き下ろしてしまう僕としては、これができるようになればかなりドライバーショットが安定するんじゃないかと思うわけです。
さっそくやってみて思ったのが、背中の左側でクラブを引き下ろすためにはテークバックも手で上げるのではなく、背中を意識しながら体でクラブを上げないとダメってことです。手で上げてしまうとトップも安定しないし、どうしても手の力で引き下ろしてしまいます。背中の大きな筋肉を使ってクラブを上げて下ろすことで力まずに振れるようです。
ただ、今まで手の力でクラブを振っていただけに、いきなり背中の大きな筋肉で振るといってもなかなかすぐにはできませんね。やはりコツはクラブをゆるく握って常にクラブの重さを感じること。重さを感じながらスウィングすることでスムーズに切り返せて、最後まで振り切ることができるようになります。
だんだん背中で引っ張るイメージが分かってくると、自分ではまったくがんばってないのにヘッドスピードがしっかり出てるという感じがしてきます。前傾角のキープを意識することでさらにスピードが増すとのことでしたが、僕は逆に背中で引っ張る事ができれば前傾角がキープしやすいと感じました。
手で振り下ろすとどうしてもコックがほどけてしまい、そのままだとダフるので上体が起き上がってしまうんですよね。その点、背中で引っ張れると自然とタメができて前傾角をキープしたままビュンっと振り切れます。
いきなりこのイメージでボールを打ってナイスショットを打つのは難しかったですが、最初はクラブを持たずに手をブランとさせてのシャドースウィングで体の動きを覚えるのも良さそうです。クラブを持っての素振りや実際にボールを打つときも、重量の軽いドライバーよりもサンドウェッジなどの重めのクラブのほうが重みを感じやすいのでいいんじゃないでしょうか。とりあえずは手じゃなくて、背中から切り返すという感覚を覚えることが大事だと思います。ぜひみなさんも一度試してみてください。